【ニート道】借金300万抱えた私が上智大卒ニートになるまでの道のり【人生で大切なことって何?】

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わたしが就職を選ばなかった時、親以外の周りの人には言われました。




「もったいない」


「何を考えているの」




「もったいない」は危険です。

優越心をくすぐりつつ、その人のためを思うような言葉でありつつ、

こちらの意見の一切を否定します。


結局「もったいない」からそのカードを切ろうとしたら、

それは逆に学歴に振り回されて「自分」が学歴の下になっているんですよね。

あくまで人生の主導権は自分にあってほしいと思います。


イケメンは必ず美女と付き合わないといけないわけではないだろうに。

期限が迫ったポイントは使い切らなければならないわけでないだろうに。

なぜか特権は使わないといけないものになっています。




こと人の人生の話となると、何の責任ももたず好きに言う人はいるものです

一番つらいのはそんな無責任な言葉に志を折られて諦めてしまう人です。

きっと大勢いるでしょう。

外野は無視していいんだよ。と伝えたいです。







わたしの最初の起業は整体師、マッサージ師でした。

スクールに通い、自分の手に技術を付けて自分自身の単価を上げました。

周りの人にもそう公言して、始めました。

しかし、ある問題が生じたのです。

お客さんを待ったりドタキャンが起こったりと何かと自分の時間を削られることが多かったのです。




わたしは軽やかにあっさりとその道は辞めることにしました。



公言したものをあっさり手放すのは恥ずかしかったです。

でも思うのは目的のための手段に一貫性はなくてもいい、ということ。


わたしの起業の目的は、自分の人生の自由を確保しながら働くことです。

でもその手段は目的を達成するためには、不備があった。

だから軌道修正した。それだけです。



よく言われる


「これが最後までできないやつはダメだ」

「首尾一貫していないといけないよ」


そんな言葉に苦しめられて

合わない方法をいつまでも続ける人はいると思いますが

手段に縛られすぎて、目的が達成されなかったら本末転倒ですよね。


自分の本来の目的、人生の目的は何かをはっきりさせていないと

手段に振り回される人生になります。






今のわたしは都内での一人暮らしを辞めて、静岡の実家で暮らしています。

インターネット上でこれまでの経験をつづっています。

そこで起業の方法、親子関係の修繕、心の整え方といった相談に乗ってお仕事をしています。




そんな働き方をしながら、

朝はゆっくり起き、

花に水をやり、

読書をし、

ゲームをして、

部屋でPCにむかい、

お散歩をして、

空を眺め、

ご飯を作って、

日常を嚙み締めて生きています。








つまりは


冒頭のニート生活というわけです。








極めて不安定で未来なんて少しも見えない。そんな生活です。


人に「今何やっているの?」と聞かれたら「ニートです」と答えるのが一番しっくりきます。




しかし、

一度出た実家に戻ってみて、見えてきたものは多かったです。


これまで地味だと思っていた地方公務員の父。

毎朝働きに行く姿を見て心から尊敬しました。


今まで当然のものとして享受してきた母の家事。

寒い冬も手を赤くし、洗濯を干してくれているのは当たり前ではなかったのです。

感謝が湧きあがりました。


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