過労自殺に思う事

バブル時代から始まっていた

今年はニュースの中身が悲惨な事が多く、今年の漢字一字である

"金"を個人的には想像出来なかった。

もし、色で例えるなら"黒"、あるなら"涙色"かと私なら書く。

その中でも過労自殺のニュースは、働く人にとって他人事でない、

それぞれが考えなければ いけないものだと感じている。


思えば、私が結婚した二十代後半のバブルの頃に流行ったCMに、

「24時間 戦えますか?」がありました。

当時は"そんな無茶な、、、"とは思いつつも、時代が興奮状態だった

から、むしろ好感されていたように思う。

ドラマも、徹夜や休み返上で、目の下にクマを作りながらも働く主役

が多かったように記憶している。勝つまで頑張ります、みたいな。

例えが適切か解らないが、戦時中の日本みたいな状態だった、と。

結局はいつの時代も犠牲者が出てから気付く。多数の命が散っていって、

他人事ではないと認識してから、事の重大さに気付く。歴史は繰り返す。


会社は誰のものか

この論争が起きた頃から、世の中がさらにオカシクなっていったと思う。

その頃に、私は幹部候補として中途採用された流れから、よく本屋に行き

「管理職になったら、、」みたいな本を幾つか読んだ。読んで思った。

巷で流行っているビジネス本は、ほぼ全て同じ内容だ。要は、

どうやったら他人を(部下を)上手く使うか?

歴史で習う、欧米列強が行なった奴隷制と変わらない。

如何に他人を効率よく働かせ、成果を自分のものにするか、、。

歴史を学ぶ意義がよく分かる。

結局、人間は同じ事を繰り返す。悲劇を繰り返す。

そして、搾取者はいつに間にか雲隠れしていく。金と一緒に。


かつて、"経営の神様"松下幸之助は言っていた。

"会社は社会の公器"    一部のもので無く皆の為にあるもの

それが今は、会社は株主のもの、金を出す資本家のもの。

労働者は、資本家の為に働き利益を生み出す、サラリーマンと言う奴隷。


 お客様の為に、、の大義名分

テレビや新聞でよく見聞する言葉、経営者が頻繁に使う言葉。

会社のトップ層が、如何にも世の中の為に頑張っている風に聞こえる。

何々の為に、、、戦時中も同じような事があったと、歴史は言っている。

"御国の為に、、我慢しないのは非国民です、、。"

いつの時代も、権力を実権を握る方々は、如何に疑われずに人を操るか?

と言う問題の答えとして魔法の言葉を作る。大義名分を掲げる。

物流の仕事に30年余り携わった私も、この十数年は大義名分に縛られた。


顧客の為に、サービス向上とコスト削減を両立します!

トレード オフ と言う言葉があります。

「一方を重視すると、もう一方は犠牲になる」 両立しない関係。

例えば、物流分野ではサービス対応を充実(例えば時間指定など)

すれば、当然ながら対応の為の人員配置などコストが増える。

サービス向上する結果としてその向上した部分は当然に費用負担を

受益者である顧客に費用負担を求める。相応の負担は当然。

顧客からの要望に対応する為の、それに応える為の体制構築。

なのに現実は、なぜかコスト削減を同時に求められる。

それに対し物流側のトップ層が答える。「出来ます!やります!」

魔法が使えるのか?このトップ層達は、、、と思ったものです。

誰が魔法持ってるねん、、どんな魔法があるねん、、

その魔法の中身が判明するのに時間は掛からなかった。


コストを下げる=人件費を下げる、残業代を払わない、人員削減、

と言う"魔法"に気付くのは早かった。労働者を奴隷にする魔法。

この禁断の魔法を誰も止められなかったのは何故か?

誰かがそれを支持したからまかり通った。支持したのは誰?


皆が言う。

サービス向上はいい事だ。安いことは良いことだ。

この恩恵を受ける方々は賞賛した。その仕事をしない方々は。

自分は何の負担も無く、恩恵だけを受けられる。素晴らしい。

マスコミも囃し立てる。「皆さん得するニュースです!」

中には、そんなのは当然で、もっと努力して顧客貢献しろ!


そんな巷の声を聞きながら、物流現場は悲惨な状態へと進む。

みんなで苦労すれば辛くない、、まさかギャグじゃあるまいし。


お客様は神様です、と言う言葉。個人的には疑問です。

何故なら以下の証明問題が成り立たないからです。


お客様は当然ながら人間です。

人間には煩悩が108個もある。煩悩の塊です。

では問題です。

お客様は神様です、、、これが正しい事を証明せよ。


お客様=人間=煩悩の塊=神様?   そんな訳ない。


感謝の気持が欠けている世の中

人は一人では生きていけない。

社会の中で、それぞれの立場で、それぞれのできる事を

自分自身にも相手にも、できる範囲でしていく。

その気持ちが、その流れが、その連鎖が、

恩恵と言う果実を生み、大きくし、熟していく中で、

上流から下流へ流れ、恩恵を種として撒いていく。

その種をさらに撒いていく事で、果実を増やし、その果実

を受ける対象を広げていく。皆んなに行き渡るように。


しかしながら、

今の世の中は、その果実を、その種を誰かが独り占めしてる。

誰が?

犯人探しは皆さんで考えて下さい。

ただ、その前にお願いしたい。

現場で頑張ってる人達に、社会を支えている人達に一言を。

「いつも有難う。お疲れ様。」

その一言が、皆んながその一言を、感謝に気持ちを持てば、

ひょっとしたら世の中は変わるのかもしれない。


現場で働いていた者として、考えて欲しいと思い書きました。

拙い文章、理路整然としていない内容で申し訳ないです。

只々、来年以降、悲惨なニュースが無くなる事を願います。





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