家族のコミュニケーション-その2 役割分担と責任
話すことには事欠きませんが、
話そうとする努力が必要かもしれません。
親に出来ること。
「人の心の中の感情は深い井戸から水をくみ上げるようなものなので、注意
深く時間を掛けてくみ上げる必要がある」そんな言葉があります。それは子
供たちの心の中にある考え方、親に聞いてもらえないかも知れない悩み、直
面している問題などをは時間を掛けてくみ上げる努力は欠かせません。
親がびっくりするようなことを言うかも知れません。好きな男性が出来たとか、
家を出て自立したい。仕事を辞める。学校には行きたくない。もっと深刻に自殺
したい、妊娠しているとか。
■それからどうしますか。
まずはそんなことを子供が話すまで苦しんだことを理解する必要があります。
よく頑張ったねとほめること。一人で耐えることができたのは素晴らしいとほめ
ること。
そんな風に考えるのはなぜか。それは良いことだと考えているのか。悪いことだ
と思っているけどやめられないのか。深いところの感情を理解する必要がありま
す。
■何が助けになるか
問題によっては親は子供の気持ちを理解はできないし同調もできないかも知れな
いけれど、そんな考え方もあるねと同意することはできる。一緒に出来ることが
あるかも知れません。
経済的な支援、精神的な支援、身体的な支援などできます。親なら支えになりた
いと思うことが不可欠です。必要です。その子に変わって荷を負ってあげること
はできないまでも支えることは出来るのではないでしょうか。でも間違ったこと
をするのを支援すべきではありません。
たとえば覚せい剤を買いたいけどお金が足りないという場合、そのお金を出して
あげる親は子供を愛していません。当然ですからそんなことはするはずがありま
せん。
でも働かない子供、働けない子供(理由はいろいろ)を
どこまで支援するかは良い判断が必要です。
子供が若くして妊娠したり、結婚を考えている場合はどうですか。
そんなことは普通には起きません。
ですからそんなときは家族全体が振えます。
まずは何かを言う前に状況を良く把握する必要がありますから、
冷静さが求められます。
感情的になると失敗します。
時間があまりないという切迫した中でのとっさの判断が求められます。
夫が決定します。とても大切な決定には
知識、識別力、知恵、洞察力など内面の力が必要です。
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