家族のコミュニケーション-その9 たたかれる夫
それは,暴力を振るうようになる傾向はだれにでもあるということを意味します。
現代の生活でわたしたちの直面する数々の欲求不満のために,
その可能性はまぎれもないものになります。
嫉妬や憤りなど自分の感情を制御する能力に欠けることも,
暴力行為へと人を走らせます。家庭内暴力は大抵,
アルコールの影響の下で起こります。
また,配偶者虐待の罪は,男女双方にあるということも見てきました。
家庭内暴力の原因に関するそのような洞察も大切ですが,
さらに多くの事柄が必要とされます。
この問題は広く行き渡っているので,
わたしたちは断固として,この問題を未然に防ぐか,
解決するよう努めねばなりません。
次のような質問を考えてはいかがでしょうか。
腹が立ったときどのように行動したらよいだろうか。
アルコール,金銭,あるいは自分の職業に対する
自分の見方が関係しているだろうか。
すでに家庭内に暴力が君臨している場合,離婚するのが最善の策だろうか。
人の人格や反応を本当に変化させるのに,聖書は役立つだろうか。
「夫と妻にかかわる殺人事件のうち,52%は妻が被害者であり,
残りの48%は夫が被害者であった」―FBI犯罪統計。
「夫を挑発する妻も確かにいる。必ずしもそうだとは言えないが,
大抵の場合がそうであると思う。妻が繰り返し夫を殴り,
夫がたまりかねて殴り返すというような夫婦を私は数多く見ている」
―マーガリート・フォーゲル博士。
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