家族のコミュニケーション-その14  配偶者の親と付き合う

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次話: 家族のコミュニケーション-その15  敬意のこもった接し方

夫も妻も自分の家庭を築きあげる責任があります。

親の家庭の延長ではありません。

全く異なる家族を築いて行くのです。

 

新築の家を建てるのであって、増築するのではありません。

これは経済的な独立も精神面、身体面、感情面での親離れを意味しています。

全く親とは違う家庭を作っていくと言う認識を持つこと。

すべて関係する人に知らせる必要があります。

 

親に対する態度が変化することになります。

もし親離れをしきらない夫がいたら、どうなりますか。

子離れしきらない親がいたらどうでしょうか。

 

■何ができますか。:

考え方の違い。自分の考え方と配偶者の両親の考え方が違うのです。

 

少し時間をかけて、観察してみます

観察日誌をつけてみます。

親の傾向が分かれば対策も分かります。

自分の好みのやり方とどこが違うかも分かってきますので

 

話し合う際の資料になります。

 

相手の間違い探しではありません

問題視して、攻め立てる材料にするわけでもありません

そんなことをしてはなりません。

 

もっと大人の対応をしてみましょう。

 

親の事で夫婦がいつも争うようだとしたら、

それは親の問題ではなく、夫婦の問題だと言えます。

夫と妻も全く同じ考えではないでしょう。

ですから、お互いに観察ノートをつけて、

それぞれの調整を図ってみて下さい。

傾向と対策をいたしましょう。

 

問題は冷静に扱うほど良い結果になります。

感情的になると失敗する場合が多いです。

観察ノートをお互いに見せ合ってみる。

配偶者の観点で物事を見るように努めます。

何でも一緒に問題に取り組みましょう。

夫の問題は妻の問題でもあります。

 

妻の母親、父親と自分がうまくやっていけない時には

妻が夫を援助できます。

決して自分の両親の方を持ったり、一緒になって夫を責めたりしません。

 

 

【ケース2】

夫の両親と同居しています。

家も小さいので、すごく干渉されています。

実際にノイローゼになりそうです。

お料理、掃除、洗濯ものの干し方、

なんでもお互いに「合わない」と実感しました。

 

■関係する事柄:

ハッキリしているのは、親の家庭の延長にあるのではありません。

全く別の家族を築いているのです。

そのことを両親に伝えて、別々の考えであることを理解して貰う。

親が自分たちの意見を押し付けてくる場合

同居しているゆえに、問題がそう簡単ではない。

お互いに歩み寄る努力も必要になってきます。

 

■何ができますか。:

全く別の家族であることを理解して貰う。

干渉する部分とそうできない部分に切り分けて考える。

親の動機を見極める。嫌がらせなのか、誠意なのか。

よく話し合う事はより重要です。

何でも話し合いで解決できると信じる事。

時間をかけて、何度も何度も話し合ってみて下さい。

きっと妥協点を見いだせます。

話し合いの目的は良い関係を築くことです。非難しあう事ではない。

勝ち負けを決めるわけでもないので、良い関係、友になる努力をする。

親として両親に敬意を払いつつ、言うべきことは言う努力。

親が必要以上に干渉してきたときにどう対応するかを決めておく。

 

 

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家族のコミュニケーション-その15  敬意のこもった接し方

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