家族のコミュニケーション-その16 信頼を回復する
とはいえ,『いえる時』が来るのも確かです。
最初のうちは,あまり何でも話さないのが最善だと思えるかもしれません。
しかし,そうするなら,配偶者を再び信頼できるようにはならないでしょう。
傷がいえるためには,相手を許し,
その事実を,自分の考えや気持ちを話すことによって示す必要があります。
また,相手にも,うれしいことや心配なことを話すよう勧めてください。
●苦々しい気持ちを募らせてはなりません。
そういう感情に打ち勝つように努めてください。
いつまでも憤慨しつづけたりしないで下さい。
やがてはあなたも配偶者も,夫婦関係における
必要な変化を遂げられたと思えるようになり,安心感を抱けることでしょう。
夫婦関係を再び良いものにすることに心を砕く必要はなくなり,
一緒に他の目標に向かって進めるようになります。
定期的に自分たちの進歩を吟味するための時間を取るよう計画しましょう。
少し後戻りしたと思えるなら,その点に対処して,
互いへの誓約を再確認しましょう。
夫婦関係を元に戻すというよりは,
新たに以前よりも強固な関係を築き上げるのだと考えましょう。
◆◆あなたにもできる
あなたにも夫婦関係を円満なものにすることができます。
関係を再び良いものにすることができた夫婦は多くいます。
ある夫婦は離婚の危機に直面した時から,もう20年余りたちました。
ある夫の声
「夫婦関係が特に著しく好転したのは,夫婦で聖書を研究した時です。
おかげで二人とも,あの辛い時期を切り抜けることができました」。
妻はこう言います。
「夫婦としてあの悲痛な時を耐え抜くことができて,
わたしは豊かに祝福されたと思っています。
二人で一緒に聖書研究をし,懸命に努力した結果,
今では関係が素晴らしく良いものになっています」。
共通の話題と価値観を持つことが出来るようになりました。
共通の価値観、人生観は重要です。これが無ければ立ち直れません。
●考えてみましょう…
わたしたちが配偶者の浮気にもかかわらず,
離婚しないことにしたのはなぜだろうか
今,わたしの夫(または妻)には,どんな好ましい特質が見られるだろうか
わたしは,かつて交際していた時,ささやかながらもどのように愛を示しただろうか。
今,再びどのように愛を示せるだろうか
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