家族のコミュニケーション-その17  相手の話をよく聞く

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前話: 家族のコミュニケーション-その16  信頼を回復する

話を遮ったり反論したくなったりする気持ちを抑えてください。

後で話すことができます。

最後までその人のいう事に耳を傾けてください。

聞かないうちに返事をするなら,それはその人の愚かさであり,恥辱である。

 

 

◆質問をする。

聞き上手はまず質問力の問題です。

質問をすると,配偶者の話を理解しやすくなります。

 

相手の考えを引き出すのに質問をします。

どう思いますか。

要はこういう事ですか。

 

ある妻の声

「夫が質問してくれると,うれしくなります。

わたしの言おうとしている事柄に関心を

持っていることの表われだからです」。

 

 

◆単に言葉を聴くのでなく,真意をくみ取る。

相手の目を見て話してください。心と心の対話を求めて下さい。

相手から目をそらさないで下さい。

身ぶり,目の動き,口調に気を配りましょう。

 

相手が「いいです」と言って時は,「嫌」という意味かもしれません。

それくらい汲み取れますね。

 

また,「家族が誰も助けてくれない」という時は,

実際には,「みんなから避けられている」「愛情が無いんだ」

という意味なのかもしれません。

 

ですから,言葉に表われていない真意をくみ取るようにしましょう。

そうしなければ,相手の意図に注意を払わずに,

その言葉を真に受けて言い争ってしまうかもしれません。

心をくみ上げて下さい。しかも、好意的に受け止めて下さい。

 

◆常に耳を傾ける。

基本的に自分の意見は言わずに、最後まで相手の話を聞くこと。

何か言われて不快に感じるとしても,

無視したり,怒ったり、逃げ腰になってはなりません。

 

相手が怒っていても耳を傾けましょう。

配偶者の言葉を誠実に考慮する必要があります。

 

苦々しい思いを持っていると、その人にとって

どの日もみな悪い日になってしまいます。

しかし,心が善良であれば、動機が正しいのでいつも平安があります。

人の声は良い動機で耳を傾けましょう。

 

◆誠実な関心を払う。

人の話を誠実に聞くことは、

その人に対して愛と敬意を抱いている事の証拠です。

それは、単なる技術ではなく,愛の表われです。

配偶者の語ることに誠実な関心を払うと,

聴くことは嫌々ではなく自然に行なえるようになります。

「おのおの,自分のことばかりでなく,他人のことも考えなさい」。

 

 

聖書のアドバイス

「聞くことに速く,語ることに遅く,憤ることに遅くあるべきです」。

「聞かないうちに返事をするなら,それはその人の愚かさであり,恥辱である」。

「賢い者たちの耳は知識を見いだそうと努める」。

 

何かを話そうとする場合、聞いてほしいと思う時には、

相手の注意を引いて、必ず聞いてもらえるかどうかを見極める。

別の都合の良い時に話すほうがよいかも知れません。ペテロ第一3:8

 

唐突に話してもその人が耳を傾けやすい状況になっていないなら,

どんな大切な情報でも伝わりません。

聞くことに速くです。

 

 

 

 

 

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