家族のコミュニケーション-その17 相手の話をよく聞く
話を遮ったり反論したくなったりする気持ちを抑えてください。
後で話すことができます。
最後までその人のいう事に耳を傾けてください。
聞かないうちに返事をするなら,それはその人の愚かさであり,恥辱である。
◆質問をする。
聞き上手はまず質問力の問題です。
質問をすると,配偶者の話を理解しやすくなります。
相手の考えを引き出すのに質問をします。
どう思いますか。
要はこういう事ですか。
ある妻の声
「夫が質問してくれると,うれしくなります。
わたしの言おうとしている事柄に関心を
持っていることの表われだからです」。
◆単に言葉を聴くのでなく,真意をくみ取る。
相手の目を見て話してください。心と心の対話を求めて下さい。
相手から目をそらさないで下さい。
身ぶり,目の動き,口調に気を配りましょう。
相手が「いいです」と言って時は,「嫌」という意味かもしれません。
それくらい汲み取れますね。
また,「家族が誰も助けてくれない」という時は,
実際には,「みんなから避けられている」「愛情が無いんだ」
という意味なのかもしれません。
ですから,言葉に表われていない真意をくみ取るようにしましょう。
そうしなければ,相手の意図に注意を払わずに,
その言葉を真に受けて言い争ってしまうかもしれません。
心をくみ上げて下さい。しかも、好意的に受け止めて下さい。
◆常に耳を傾ける。
基本的に自分の意見は言わずに、最後まで相手の話を聞くこと。
何か言われて不快に感じるとしても,
無視したり,怒ったり、逃げ腰になってはなりません。
相手が怒っていても耳を傾けましょう。
配偶者の言葉を誠実に考慮する必要があります。
苦々しい思いを持っていると、その人にとって
どの日もみな悪い日になってしまいます。
しかし,心が善良であれば、動機が正しいのでいつも平安があります。
人の声は良い動機で耳を傾けましょう。
◆誠実な関心を払う。
人の話を誠実に聞くことは、
その人に対して愛と敬意を抱いている事の証拠です。
それは、単なる技術ではなく,愛の表われです。
配偶者の語ることに誠実な関心を払うと,
聴くことは嫌々ではなく自然に行なえるようになります。
「おのおの,自分のことばかりでなく,他人のことも考えなさい」。
聖書のアドバイス
「聞くことに速く,語ることに遅く,憤ることに遅くあるべきです」。
「聞かないうちに返事をするなら,それはその人の愚かさであり,恥辱である」。
「賢い者たちの耳は知識を見いだそうと努める」。
何かを話そうとする場合、聞いてほしいと思う時には、
相手の注意を引いて、必ず聞いてもらえるかどうかを見極める。
別の都合の良い時に話すほうがよいかも知れません。ペテロ第一3:8。
唐突に話してもその人が耳を傾けやすい状況になっていないなら,
どんな大切な情報でも伝わりません。
聞くことに速くです。
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