受験学(4)
受験学(4)
第三章
では、自分で全ての計画を立てるしかない。つまり、参考書や問題集を用意して自分で勉強を始めるわけだ。すると、
「学校の宿題や課題に追い回されて、それどころじゃない!」
という声が聞こえる。
「クラブで忙しいから、勉強時間が確保できない」
という声も聞こえる。
塾生の子からも、よく聞く声だ。
しかし、考えて欲しい。
「どうして宿題をやらなければいけないのか」
「このままクラブを続けていて志望校に合格できる順位に到達できるのか」
と真剣に考える必要がある。
ところが、方法論など既に分かっている。数学なら、「チャート」「1対1」「チェック&リピート」などを2週ほどやり、志望校の赤本で仕上げる。その間に、時間があればZ会をやり河合や駿台の模試を受ける。
やることはみんな同じだ。よく言われるように「何をやるか」ではなくて「どう使うか」や「どれだけ思いいれがあるか」が全てだ。だから、講師は教科内容について一流の知識と指導方法を身につけているだけでは不十分。
人として、どのように生きてきたか、生きているか。それを生徒は見ていて、見習う。
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