フレッシャーズ最初の関門【飛び込み名刺交換】の思い出①
人見知りが、飛び込み名刺交換をすることになった!
慣れないスーツを着て、街中を名刺交換のために走り回るフレッシャーズ。
もはや、春の風物詩。
わたしも、例に漏れず、その1人だった。
2016年4月。
大学を卒業し、わたしは人材業界のベンチャー企業に営業職として入社。
一通りのマナー研修を終えたのち、配られた1枚のプリント。
タイトルは、『飛び込み営業研修』。
2日間にわたり、新入社員が決められたエリアで名刺交換をしてくる、というものだった。
ただし、路上での名刺交換は禁止。
必ずオフィスに足を運んで、名刺交換をしてもらうことが条件だった。
また、決められたエリア外での名刺交換は無効。
名刺記載の住所が自分の担当エリア外の場合は、実績枚数にカウントされない。
そして、美容室やカフェなどのスタッフ名刺は禁止。
あくまでも「名刺集め」ではなく、「名刺交換」をしてきなさいという趣旨の研修だった。
会社によってルールは異なるだろう。
しかし、この春もたくさんのフレッシャーズが体験すると思われる、社会人としての最初の関門。
就活の面接で毎回号泣するレベルの人見知りだったわたしにとって、これは本当に大変だった。
途中、もう辞めてしまいたいと何度も思ったし、飛び込んだ先で号泣したこともあった。
でも、あきらめずにやってみて、そこから得られたものも、とても多かった。
新卒1年目がもうすぐ終わろうとしている今日この頃。
4月に社会へと羽ばたく新社会人の皆さんを応援する気持ちも込めて、私自身の体験を書いていこうと思う。
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