実績ゼロの経歴コンプレックスでもフォトエッセイストを目指す私の物語
拝啓、福元こころ様
それは、ある出版社からの手紙だった。
手紙が届いた日からさかのぼる事約1ヶ月。
私は、とある出版社のイベントに参加し、人生で初めて「出版企画書」なるものを提出した。
このイベントで提出された「出版企画書」については、
全て目を通してくれる事になっていた。
フランス流ライフスタイル
フランス留学の経験から、私が今後の人生を賭けて伝えて行きたい事。
それが『フランス人から学んだライフスタイル』である。
自分を大事にするところ
年齢を気にせずに、人生を謳歌するところ
特に「世間体」や「常識」、「価値観」などに無縁のフランス人を描き、
それらで苦しめられている日本人を救いたい。
素のフランス人の日常生活を、フォトエッセイにして、世に出してみたい。
その想いを込めた。
実績ゼロという事実
『フランス人でもなければ、フランス関係の専門家でもない、素人の語る「フランス流ライフスタイル」では、読者の興味をひきにくいと思います』
手紙に書かれていたこの文章を読んで、
経歴コンプレックスになったのは、言うまでもない(笑)
確かに、ごもっともである。
私はフランス人ではなく、日本人である。
フランス関係の専門家ではない。(仏系企業で働いていた事はあるが・・・)
更に現在、フランス関連の何かに携わってるわけでもない。
本当に、ただの「一般人」である。
イバラの道を歩む覚悟
編集長からの手紙で突きつけられた、私の弱点。
もう、エッセイを書くのは諦めようかと思っていた。
そんな時、周りの友人が言ってくれた言葉。
「ここちゃんの書くフランスのエッセイが好き」
『素人』の私が書いたエッセイでも、読んでくれる人がいる。
好きと言ってくれる人がいる。
面白かったと言ってくれる人がいる。
役に立ったと言ってくれる人がいる。
そして何よりも、
私自身が書いていて幸せなのである!
それこそ、私が一番伝えたいことではないか!!
最後の言葉
『出版社が出版企画の採否を決める大きな目安は「初版部数平均約5000部(5000人)程度を超える読者が見込めるか否か」です。その辺を強く意識され、読者像を強く意識され、企画を温め直し、いつの日か夢を叶えられることを祈っております。』
手紙の最後に書かれた、編集長の言葉。
なんとも温かな、そして、私の背中を押してくれるお言葉を頂いた。
イベント企画と言っても、提出された出版企画書を1点1点読むのは大変な事だったに違いない。
そして、その中から約10名に、このように手紙を書いて下さったようだ。
今回のチャレンジは、結果的には商業出版には至らなかったが、
人生初の出版企画書が、一人の編集長の関心を引いたのは、奇跡に近い。
頂いた言葉を、これからに役立て、私はイバラの道を歩む覚悟を決めた。
始まりの時
そんなある日、1通のメールが届いた。
『配信につきまして。STORYS.JP編集部です。』
そんな件名で届いた1通のメール。
STORYS.JPのFacebookページで、私が書いた
「フランス人に教えてもらった、人生を豊かにする超本質的な2つの習慣(その2)」
を紹介したいとの内容だった。
フランス関係の実績ゼロのど素人が書いたエッセイ。
それでも、このように取り上げて頂けた事は、まさに奇跡と言える。
実績ゼロの経歴コンプレックスでも、私はエッセイストになる。
そして、フランス人の様に、人生をより謳歌できる日本人を増やして行く。
ゴールする事、夢を叶える事。
それが目的ではい。
書き続けること。
これが私の物語。
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