You used to be my everything〜あなたは私のすべてだった〜episode 2

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マグロ漁船に乗せられて奴隷にされたらどうしよう。

(思考回路ショート寸前)







彼に一目でも会って欲しくて


駅で母を見送る時、彼にも来てとお願いした。




答えは、





"why not?"

(もちろん!)




次の日になり、





駅の本屋さんで彼と待ち合わせた。





彼はすぐに私を見つけて、





目が合うと読んでいた本をパタンと閉じて





"Darling!"





と優しくほほ笑んでくれた。





半年ぶりの再会。





それまで心配していた母は、



Danを見るや否や、




「あの人なら安心だわ。




もう、私はここで大丈夫。



楽しんできなさい。」






そう残して日本へ帰って行った。




ありがとう、お母さん。





半年ぶりに会う彼は、




本当に優しかった。




彼の音大に連れて行ってくれたり、


テコンドーを習っている彼の教室に行ったり。



家にいくと、



彼専用のミュージックルームがあった。



曇ってばかりのイギリスでもたまに晴れると日の光がパッと降り注ぐ素敵な部屋だった。




そこで、タイタニックの曲をバイオリンで弾いてくれた。




音楽のセンスは皆無の私でも、



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