You used to be my everything〜あなたは私のすべてだった〜episode 3

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夢のような日々が始まった。




約8ヵ月間離れていた憧れの人が、隣にいる。




特別な事は何もしてないけど、




私は彼の生活に溶け込んでいった。





彼の通う音大の授業に忍び込んだり、





自習室でピアノを弾く彼の隣で読書をしたり、





多国籍人種の面々が通うテコンドー教室で彼のスポーツ姿を見守ったり、





友達の家のホームパーティーに参加したり、






週末には市場へショッピングに行ったり。





こんなに一緒にいれるとは思ってなかった。





そんな中、ある壁がが私の前で仁王立ちしていた。







「言葉の壁」





高校生になってから本格的に向き合いだした英語。




日常会話はできても、



恋人として色んな話をする中で、




自分の気持ちを表現することのむずかしさが日を追うごとに不安として膨らんでいった。







「スランプ」ってやつを肌で感じた。






一緒にいればいるほど好きになる。




その反面、




「嫌われたくない自分」が脅え出す。






「自分の声って、どんなんだっけ?」




そう思うほど、無口な時もあった。









"don't be shy"

(恥ずかしがらないで)








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