大っ嫌いは愛してるだった〜第5話〜
私のせい?
飛び込んできた彼の姿は、いつもの穏やかな表情ではなかった。
一命を取り留めた。
だけの状態。
お義母さんに、子どもたちに、
私は何を伝えられるんだろう。
今後の予定を含めた各所への連絡。
それは、同時に今後のための決断も多く含まれる。
彼の容態。彼の今後。
そして、それを含めた家族の未来。
私が決めていかなきゃいけなくなる。
そんな不安も迷いも抱えたまま、
子どもたちに伝える言葉を探してた。
会わせられない。
でも、やっぱりなんで話してくれなかったの?
そこまで辛いなら、仕事なんて辞めちゃえば良かったのに。
追い込んだ私も同罪。
やれたことは、きっといっぱいあったはずなのに。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?
著者のg Keinaさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます