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17/2/27

英語のできない僕が外資系を渡り歩いた結果(3)~ソニー好きが高じて配属希望したら

Image by Olia Gozha

僕はソニー厨である

僕はソニーが好きだ。

いわゆるソニー厨であると自負している。何故なのかと言われれば、本当はよく分からない。けれど、昔から何か新しいものを生み出してくれる会社だと思っていて、その名前を聞くだけでワクワクする。最近であれば、Xperia Earを購入しているし、h.earというハイレゾのウォークマンも5万くらい出して買った。スマートロックのQrioだって持っている。XperiaまわりではXperia XZだけでなくSO-01B、品番でいうとXperia X10という日本におけるかなり初期のAndroid端末から、Xperia acro、Xperia VL、Sony Tabletなど多くの商品を所有してきた。愛ゆえに、Sonyとして最後のVAIOであったVAIO Tap 21とVAIO Zは買った。そして、スマホもPCも、nasneと連携させることで、外出先でもいつでも放送中のテレビや録画番組を見れるようになっている。

最初はウォークマンからソニー厨になった

振り返ってみると、一番最初に買ったソニーの商品は多分MDウォークマンだった気がする。あの頃はMDウォークマンがどんどん薄くなっていっていたが、ソニーの場合には曲の早送りや停止をするコントローラーがくるくるさせられる細長いタイプで一番かっこよかった。MDコンポもソニーを使っていた。今では当たり前となったけれど当時としては画期的で、PCとMDコンポを繋ぐことでPCに取り込んでおいた音楽をMDに送り込める、Net MDというものに対応したコンポだった。今もこのコンポは捨てられずに持っている。

そう考えると、”デジタル家電”というだけでなく、”音楽”というものでも僕の中で特にソニーと深く結びついたものになっている。

音楽におけるソニーとのつながり

例えば、僕は昔、川本真琴が大好きだった。彼女はソニーミュージックの所属アーティストであり、代表曲として一般的に認知されている”1/2”(アニメ”るろうに剣心”の主題歌であった)、そしてファーストアルバム”川本真琴”は本当に傑作だと思う。その後、ずっと新曲が発売されずやきもきしていた中、新曲として発表された”桜”が家族で乗っていた車のラジオから流れてきたときは本当にわくわくして、すぐにラジオの音量をあげたことを覚えている。それくらい嬉しかった。

また、僕が過去に最もライブに足を運んだアーティストであるチャットモンチーもソニーミュージックである。彼女たちに出会ったのは、偶然上京していた時に通りがかった渋谷のタワレコの大型スクリーンであった。ちょうど3月31日という年度最後の日が彼女たちにとっての大舞台である武道館公演であり、その区切りの日を彼女たちのライブで過ごせたことは心に今も刻まれている。こうして、人生の長い時間の中で、ソニーは”デジタル家電”×”音楽”で、僕の中で強いブランド価値をもって、刻まれている。

ソニーが好きでソニー×証券で考えていた

そもそも僕は、小さい頃からデジタル家電が大好きで、いらなくなったビデオデッキは全部分解して中を覗いて見ていたし、GAMEBOY Pocketは単4電池の持ちの悪さが気に入らなくて、買ってきた単3電池ケースと銅線をうまく繋いで単3電池で遊べるようにしていた。NHKで毎年放送されるロボコンも大好きで、見ているだけでわくわくしていた。だから正直、文理の選択をする前、高校1年生までは自分は電気系の学部に進んでソニーに就職しようと思っていた。

ただ、以前に書いたように、元々株式投資にも興味を持っていて、中学校3年生の時に初めて株を買ってから(当時、ピジョン7956.Tという会社の株を買っていた)、そうだ投資銀行でソニーやインターネット系のハイテク企業の担当になれば最高に楽しいじゃないかと思って、経済学部を目指すことにした。

担当になりたくて手を必死にあげた結果

新卒入社時には常にソニーが好きでソニーに関わるようなチーム入りたいと主張した。そもそも外資系において別に人事部との配属面談などはない。人事部なんて面接の時間を設定する人でしかないのである。なので、自分の希望は”最近どう?”みたいな話だったり、ご飯に誘われた時などにしっかりと主張しなくてはいけない。ただ、その時にはそのハイテク業界担当チームには十分にジュニア(若手)の枠が埋まっていたので難しいようだった。外資系においては常に”ヘッドキャップ”=頭数ということで人員数管理をしており、(続きを読む)

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