妥協とこだわりの狭間でートータルでの幸せを考えなさいーPart.Ⅲ

前話: 妥協とこだわりの狭間でートータルでの幸せを考えなさいーPart.Ⅱ

夜逃げの手配

学生時代私は母方の祖父の家に住んでいました。

間接的に母親の監視下にありました。

そのため大っぴらに出て行くわけにも生きませんでした。

とりあえず母親から逃げる事を最優先として行動を始めます。

まず、家を引き払う準備を手配しました。

祖父が必ず出かけ、帰りは21時を過ぎる水曜日。

必ず研究室を早めに引き上げ、宅配会社に配達と集荷を依頼します。

段ボールを大量に買い込んでいることも気づかれるわけにいかないと

全て水曜日に届くように手配しました。

そして荷造りして、最低4箱ずつ、パートナーの家へ発送しました。

隙を見てパートナーに車で段ボールを取りに来て貰ったこともありました。

修士論文提出後、引っ越し屋さんを依頼しました。

単身の引越で、大きな物は机と本棚程度でした。

当日はパートナーに来て貰い、大切な物やすぐに必要になる物を積んで

無事家を引き払いました。

引越後の手続き

分籍届を出すことを忘れてしまった事を後悔しているんですが

住民票の移動をまず行いました。

その後入籍はいつにしようか…と話し合っていたんですが

パートナーが会社の上司から「○日までに書類揃えて出さないと

扶養手当1ヶ月分損する(意訳)」と言われて慌てて必要書類を揃え

それに合わせる形で慌てて入籍届を出しました(笑)

これで工学院卒主婦(職務経歴無し)が誕生しました。

もうどこも雇ってくれなさそうですね。私もそう思ってました。



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