フツーの女子大生だった私の転落の始まりと波乱に満ちた半生の記録 第37話 最終回

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前話: フツーの女子大生だった私の転落の始まりと波乱に満ちた半生の記録 第36話

しばらくは、まるで出戻ったような気分だった。


でも母の手作り料理や地元の人との触れ合いで

少しずつ安定した心を取り戻し

過食嘔吐をくりかえすこともなかった。


地域のイベントや、母と地元の温泉に行ったりすると

私と同じ歳くらいの女性が幼子の手を引いて

叱り付けていたり、顔をクシャッとさせ幸せそうに

微笑んでいる光景がある。その隣には若い男性が笑っている。



パテオのようなゴージャスでセレブリティな毎日から

完全にかけ離れた

あまりに平凡で質素な生活の中にいる彼ら


でも、そこには眩しいくらいの愛情が見て取れた。

パテオには存在しなかった、分かりやすい

まっすぐな愛が。


夜の闇の中で、まだ親子のはしゃいだり、ふざけあう笑い声が聞こえる。


そんな時パテオは今どうなっているのかなと

ふと思う時があった。


でも不思議と、あの煌びやかな場所に戻りたいとは

少しも思わなかった。




間もなくして開催された高校の同窓会で

当時私に想いを寄せていたと言う男子と親しくなり

何度か誘われてドライブに出かけたりした。


ある時、ふと、このまま、この街で平凡な人生に流されてみようか

と思いかけて、

そして私は急に、入院生活のことを思い出し出した。




そう言えば意外な人物が一人来た見舞いに来たっけ…



夜の世界に入るまで交際していた、拓也だった。



彼は未だに、私のことを売春していると噂を流したことを

悔いていた。

彼は、ごめんな…と言い

そして、来年結婚するんだと言った。


彼のことだ、両親の気にいるような

家柄の良い賢い女性を選んだのだろう。


「おめでとう。お幸せに」と私が素直な気持ちで言うと



拓也は一瞬決まり悪そうな微笑を浮かべ



「お前こそ、幸せになれるといいな。今度こそ。

やっぱりお前には平凡な幸せ似合うよ。俺みたいにさ」



驚いたことに拓也の目には薄っすら光るものがあった。


体のあちこちをギブスや包帯で巻かれた私を前に

同情でもしたのだろうか。

まっすぐに大切に育った彼だからこその


純粋な哀れみの反応なのかもしれない…



付き合っている時、私は彼の何も見えていなかったんだな…


私はそう言う代わりに、少し微笑んで拓也を見送った。





それからの私が、彼の言うような平凡な人生を送ったかと言うと


残念ながらNOだ。




私は、どうやら

どうしても波風の絶えないジェットコースター人生から

逃れられない運命らしい。


ゆえに私の波乱に満ちた半生はまだまだ続く


その話はまた、いずれ話したいと思う。


聞きたいと思ってくれる人がいれば、いつでも

いくらでも、赤裸々に…お届けします。



あ、でも、ほら今はこうして夫に話せるくらい


過去の出来事を、穏やかな気持ちで話せているのでご心配なく。




それに今は私、幸せです。





現在の私といえば


男女の恋愛や結婚についてのコラムを書いたり

自分の経験をフルに生かした、人生相談やサポート



そして、心のケアと、心のつながりをイチバン大切にした

人と人とのマッチング法をお教えしたりしています。


セミナーも開催する予定なので、詳しくは

http://ameblo.jp/maichelle←アメブロ、のぞいてみてください★





本当に本当に、長い間、私の昔話に耳を傾けてくれた人々

ありがとう…

皆さんのこれからの人生が穏やかで平和でありますことを

祈ります。




では、またお会いしましょう。





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