top of page

17/3/26

借金を残して自死した父③

Image by Olia Gozha

警察からようやく解放された父の遺体を連れて実家へ向かいましたが、急な死だったため葬儀をしてくれるお寺さんがいませんでした。

ようやく葬儀を受け付けてくれるお寺さんを見つけたのが夜8時くらいでした。

宗派は曹洞宗でした。

夜突然訪ねていきましたがお坊さんは優しく受け入れてくれました。

本当に有難かったです。

その日の父の死からはじめてようやく座ってゆっくりお茶を飲みました。

父の遺体には沢山の刺し傷があり、目も見開いていたのですが、警察から帰ってきた時は目を閉じでいました。

私は警察からの事情聴取や後片付けの時、何故か凄く冷静で

淡々とこなしていました。


父が亡くなった後、検視をした医師の開業する医院に書類を取りに行ったとき、受付の女性が怪訝な顔つきで私を見ていたのが印象的でした。


その日の夜までずっと片付けに時間がかかり、ようやく寝ようとしましたが、

余りの恐怖に3人で枕を並べて寝ました。

ただ、私達はそれまで沢山の試練を超えてきたはずですが、

3人とも父が亡くなった事を受け入れられず、兄は泣き続け、それを心配した母も一緒に悲しんでいました。

私はずっと冷静にしていました。とにかく明日は出棺し、家族だけで葬儀をしなければとそれだけ考えていました。


父が多額の借金を残していたのがわかったのは、二、三日してからでした。










PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page