餃子の歴史をきっかけに台湾できゃりーぱみゅぱみゅを全力で踊って超絶モテモテ!そしてフロリダディズニーのおねえさんとなった話。

1 / 11 ページ



2010年、夏


大学で国際文化系の学部に所属していた私。


英語は必修で、それから、更に第二外国語としてフランス語、韓国語、ドイツ語、中国語の中から1つを選び履修することになっていた。


「う〜ん、どーする?

あんたはどれにすると?」


高校時代からつるんでいて、

大学も同じ学部に入った友達と

そんな会話。


「中国語さ、漢字でしょ?一緒やん!なら簡単やけん、これにしよ」


そんな理由から中国語を一緒に履修し始めた。


初めての講義。

みんな決まって後列に座りたがる。


遅刻気味のわたしと友達も、

後ろから数えたほうが

早い列に座った。


ガラガラ、、、

教授が入ってきた。

白髪頭で眼鏡をかけており、常に笑顔の気の良さそうなじいちゃん。


その手にはなぜかシャンプーの詰め替え用みたいな容器と、黒くてでっかい、いかにも年季の入ったラジカセ。


「ニイメンハオ。はい、みなさんはじめますよ。ど〜してみんな後ろに座りたがるかな」


優しそうで面白そうなじいちゃん先生にわたしと友達は、


「こりゃ、単位いけるんやない?」

とニンマリ笑った。


教授は名簿を見て

「え〜〜〜、イエンヨン。イエンヨン」


教室のみんな、うっすら笑いながら、

ハテナハテナ??の状況。


「学籍番号、10112006のイエンヨン?」


「?!ハイ!」


びびびっくり。

イエンヨンとは私のことだった。


「あなたは今日からイエンヨンですよ」


えっw

「は、はぁ、、」


「日本語あいうえお、では1番上にあなたが来ますね。はい、では1番前のここ座りましょうか」


えー席決められるんかい!

とちょっとがっくり。


でも、続いて

「ジームウ、ジームウ」

と呼ばれ、なんとたまたま私の友達が横に座らせられた。


それから教授は立て続けに

「ドゥオーチゥダオ」

だとか、


「ティエンチョン」

「ドゥービェン」

というふうに、


みんなを中国語名で読み上げ席を指定していった。


順天堂ドス 


可愛いパンダの顔面が表紙のテキストを、一斉に皆で目を通していく。


すると教授、

「ジュンテンドー ドスかあ」


クラス全体もうハテナである。

みんなを置いてけぼりにしてるのに気がついたのか、


やっと

ここよ!ここ

と指をさしていた。


そこには

任天堂DS


ニンテンドーディーエスの文字。


どうやら任天堂DSとパンダのテキストがコラボしており、アプリか何かをダウンロードすると中国語の音声が聞けたりするもののようだった。


そんなこんなで


天然、ゴーイングマイウェイのじいちゃん教授のご指導の下、中国語を3年間学んだ。


教授が手に持っていた

シャンプーの詰め替え用みたいな容器。

彼はこれをおもむろにを吸い始め水分補給。


どうやら山登りなどアウトドアスポーツで使用される、"折り畳める水筒"だったよう。


でもそのとき、クラス全体は

あのじいちゃん教授のことだから、

先生何飲んでんの・・・??

と、心配ムード全開だった。


講義は、いつも教授が持参していた

横幅があり分厚い、黒くて大きいラジカセ。


これを用いて

壊れたんじゃないか?というほど

同じ文をリピート再生させる。


みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。