おばあちゃんのドライバーは早稲田卒

今日も高齢者を乗せて車のハンドルを握る。いつもの道、いつもの街路樹、いつもの保育園児の登園風景。抜けるような青空を見ながら私はこんなことを考えていた。


今朝の朝日新聞で報じられていた「いじめ防止対策推進法案が参院で可決、成立した」という記事を読んで率直に感じたことがタイトルの言葉である。法案の骨子は以下の通り。

一、保護者は子供への規範意識の指導や学校などの取り組みへの協力に努める
一、学校とその設置者は道徳教育や体験学習の充実、早期発見の措置、相談体制の整備を図る
一、行政はいじめ防止のための教員研修や人材確保などの措置をとる
一、複数の教職員やカウンセラーらによるいじめ防止対策の組織を学校に常設
一、いじめがあった場合、学校は速やかな事実確認、被害側の支援、加害側への指導、助言、重大な犯罪行為は警察へ通報などの措置をとる
一、いじめた子には懲戒や出席停止措置を適切にする
またしても現場を知らない文部官僚の作文かと思わせる法案である。まず、保護者は子供への規範意識の指導や学校の取り組みへの協力云々とあるが余計なお世話である。行政にとやかく言われる筋合いのものではない。わざわざ法案化する意味がない。道徳教育や体験学習、教員研修などとっくにやっている。カウンセラーはすでに学校にいるし、重大な犯罪行為があれば警察に連絡するのは当然である。わざわざ法案化する意味がない。この程度で問題が解決すると官僚たちは本気で考えているのだろうか。この法案には一つ決定的な項目が抜け落ちている。それは罰則規定である。いじめを見つけたのに放置していた学校関係者に対するペナルティの条項を入れるべきだ。家族、学校関係者、行政の3者に対する努力義務のような法案をつくったところで効果は推して知るべしである。

みんなの読んで良かった!