起業したてで、キャッシングで食いつないでいた私に、英語スクールの社長が教えてくれた、成功するコツ
私はごく普通のOLで、ほんのわずかな貯金で
と、独立してしまった人間です。
と主人と約束していました。
そして、独立して3か月後には、
貯金が底をつきました。
でも、主人に、
と、どうしても言えなかった。
でもお金もないので、主人に内緒で、
銀行のATMでキャッシングをして、食いつないでいる時期がありました。
当時を思い出すと、本当にすごい状態だった…。
とガクブルします…(苦笑)
それで、大学時代にアルバイトをしていた
英語カフェ&スクールの社長を思い出しました。
そこで、またスポットのアルバイトで雇ってもらえないかな?
と思い立ち、
勇気を出して
とメールをしたことがあるのです。
だめもとだったのですが、
社長、会ってくださったんですね。
大学卒業後、一度も顔をだしていなかったのに…。
社長は、会ってすぐに、
わたしの状況を理解して、こう言いました。
アルバイトで経営を持たせていたところがあったけれど、
今は正社員を何人も雇って、
分社も複数立ち上げているから、
あの頃みたいに雇ってはあげられないんだ。
ごめんね。
真冬で、足元が冷えている私に、
お寿司をごちそうしてくださる社長。
温かい緑茶が身体に染みました。
そんなうまい話があるはずないよね…。
そう、表情には見せずに、でも、めちゃめちゃ落ち込んでいると、
あさこに、お願いできるかな?
そう、言われました。
社長に詳しく話を聞くと、
社長がイメージしているホームページの規模と機能のリッチさに、
3~4か月はこの仕事にかかりきりにならなくてはいけないレベルであること、
その機能を開発するプログラマがいないことがあり、
丁重にお断りしました。
社長は、
と、さして残念そうにもせず、言いました。
アルバイトなら、でも、お役にまだ立てると思うんですが
と、私はなおも、アルバイトで雇ってもらいたくて、
食い下がってみました。
そしたら、こう言われたんです。
ぜったいうまくいくよ。
ほんと、投資とか出資とか、できるならしたいくらい。
5年後には、俺なんかすぐに追い越してるよ。
社長は、笑いもせず、「アタリマエのこと」を言うような真顔で、
そう言いました。
そして、こう続けました。
社長のその言葉を、
素直に信じるのが難しいくらいには、
当時の自分の状況は、みじめだったと思います。
でも、その言葉は、
その後の私の心の中に、
確かに希望の光となって、
つらいときや、投げ出したくなるときに、
支えてくれる言葉となりました。
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