20歳で月に200万稼いだ男が無一文になって歩いて日本一周するまでの話

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女の子とお酒飲んでお金貰えるなんて最高だな!


華のキャンパスライフに憧れ入学した中央大学。


留学もしよう、公認会計士の資格も取ろう、宅建も取って、中国語もマスターするために語学は必修が多いコースを選択しよう……などといわゆる意識高い系だった僕の夢は、結論から述べると全て叶わなかった。


多くの大学生がそうであるように実際は新入生歓迎会という名の飲み会に明け暮れ、どんどんと自堕落な方向へと流されてしまっていた。



大学一年の夏休みのこと。


ちょっと買い物に行こうと街を歩いているとチャラいお兄さんに声をかけられる。いつもはシカトなのだが、その人がまぁしつこくついてくるのでイヤフォンをとって話を聞く。


――興味ないですか―?
ん?
ホスト!ホスト!


その場は華麗にスルーした。しかし、帰りの駅の改札で再びそのスカウトと鉢合わせた。どうしたもんかと思いながら、帰る方向も同じだったので、不本意ながら一緒に帰ることになった。



一回だけでいいから!!!


というそのスカウトのしつこさに負け、僕はホストに体入する約束をしてしまった。しかも体入の日はその日の夜だ。


ホストクラブの営業時間は一部と二部に分けられている。一部は19時~0時、二部は日の出~10時というとことがほとんどだ。たまに三部といって昼間に営業しているお店もある。


僕がスカウトされたのは二部のお店だった。結局その日の終電でお店に行き、初めてホストクラブというものを体験した。確かその時思ったことは


「女の子とお酒飲んでお金貰えるなんて最高だな!」


こんな感じだったと思う。今思えばなんて安易な考えだと思う。


後から嫌というほど思い知らされるのだが、ホストの世界はこの時の自分が思っているほど楽でもないし、華やかでもないのだ。




ホストのイロハ


結局、そのスカウトがきっかけでホストをバイトで始めるようになった。今思えば、体験入店の時に交通費という名目で代表から貰った5000円(大学生からすると嬉しい)も、撒き餌だったんだと思う。


僕の場合は大体週に1,2回のペースで、終電でお店に出勤していた。ホストというと華やかなイメージが強いかもしれないが、実際新人は雑用が多い。トイレ掃除から始まり、キャッチや、買い出しなど色々だ。


そして何より上下関係がとても厳しかった。僕は今まで部活での上下関係なんてあってないようなものだった。だから初めはひどく叱られ、1から上下関係を学んだ。飲みの席でのマナーなどは色々と勉強になることも多かった。


みんなの読んで良かった!