立ち直った26歳④
前話:
立ち直った26歳③
どんなに小さな一歩でもいいから毎日歩む
ひとしきり友達や家族に頼ったあとは、もう自分の番だ。
これから自分がどうなるのか、そんなことを考えて何もしないのは意味がない。
僕の場合は仕事をやめ、母の看病に専念していたため、また働き口を探すこと、なくなったことによる
相続の手続き、当たり前だがそれに加えて自分で家事をしなくてはならない。
いっぺんに全部やろうと思うと、すぐに気が疲れなにもやらなくなってしまう、
僕は人が辛いときに何もしなくなるというのは、仕方がないと思う。自分もそうだったから
でも、どんなに辛くても毎日1歩も進まないと何も変わらない、今日は区役所にいく、今日は履歴書の写真を取りに行く、今日は髪を切る、1つずつでいい、とても大変なのはわかる。
これは他人から見れば、「そんなことしかしてないのか」と怒られるかもしれないが、続けていれば周りも何も言わなくなる。
人生においても、人が新しいことをしようとして、自分が経験したことがないことをすると、それを馬鹿にする傾向がある。
僕はこういう状況にならなかったら、今までの大切なことに気づかなかったし、新しいことも始めなかっただろうと思う。そして今こうして文章で人に伝えるという新しいことにもチャレンジしている。
これからも新しいことをしていきたいし、気づいたことを、発信していきたい、今までこれを見てくれた方が少しでも歩み出せるようになってくれたら、僕は嬉しい。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

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