マドンナ理学療法士がやってきた

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と書いていて,

発症=倒れたのがいつかを聞かれた気がします。

やってしまいました…。

マドンナ「(装具を履かせようとして)(上目遣いで)これ、ちょっと大きすぎませんか?」

いつも27センチでした。

ごめんなさい、震えが酷すぎてそれどころじゃありません(あ、脳出血の持病の一つに足の震えがあります)。

名誉のために言いますが、Tさんは、Tさんは震,

はっ!!!

その時でした。

ブログじゃ分かりづらいかもしれませんが、ベッドで横になっていた膝を立て、私の顔が一気に近づいてきました!

マドンナ「はい、ももあげー。いち、に、いち、に、いち、に…」

ナント、超至近距離でもも上げしろと言うわけです!

ちなみに、図にするとこんな感じです。

セクシーーーーー!!!!!

全筋肉を駆使して、もも上げしたことをここで告白します。

でも辱しめに耐えきれず、思わずニヤニヤしてしまいます。

や、やめて、それ以上近づかないで!!近づくと…うう、近づくとぉ…

マドンナ「なにそんな笑ってるんですか?」

気づかれた!!!

慌てて隣の患者さんがイビキがうるさかったことを語ります。

お、ウケてる!よし、掴みは上々!!

マドンナ「(Tシャツを見て)それゆけ安全マン?」

相馬「(得意げに)イベントで作った物販Tシャツなんですよ~。(何を隠そう)本職は脚本家でして」

マドンナ「そうなんですか。」

素っ気ない……

マドンナ「じゃあ○○を○○して…

ん?なに?

マドンナ「(ふくらはぎを押さえてスタンバイする)じゃあお願いします」

 やべ、聞きそびれた…ええい、テキトーにやっちゃえ!!

マドンナ「いいですねえ!」

まあね!!!(ドヤ)

いよいよ起き上がりタイムがやってまいりました。歩行訓練はもうすぐです!

歩いてしまえばこっちのものだ!

が、

起き上がるとガクガク震えが・・・

マドンナ「いっつもこうなんですか?」

違うんです、震えてないんです、全然!

信じないかもしれないですけど、T先生は、

はっ!!!!

マドンナ顔が曇った!

大丈夫かと一瞬心配になってる!なんとかせねば!笑顔取り戻さねば!

四点杖も(ちょっと高すぎるけど)見せて、安心させなければ!!行けーー!!!

あーーーーー

マドンナさん、サポートが強すぎます!

サポートが強すぎて、これじゃどうやって杖を付いたら良いのか分かりません!

もっとソフトにサポートしてほしかった・・・・

命からがら、何とか目的地にたどり着きました。

装具着けても、左足を持ち上げても、ガクガクは止まりません(私は全然大丈夫なんですが)。

取り返しのつかないことをしてしまいました……。

マドンナ「(見るからに顔が曇っている)難しいですね……」

完全に負のスパイラルに陥ってます。

そう言えば、ベテラン理学療法士が言っていました

担当の先生「色気出すと駄目。絶対に良くならない」

と…。

色気、恐るべし…

2回目の歩行訓練は何とか持ち直し、褒めてくれるんじゃないかと期待しましたが、「またお願いしますね」とそそくさと立ち去ってしまい、散々です。

顔死んでますし!!

私のせいで上手く導けなかったと凹んでるんじゃないでしょうか?

違うんです!色気出しすぎただけなんです!

やはり邪な態度は出すもんじゃないと今日反省した次第です。

しかしマドンナ先生、可愛かったなぁ。。。

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