【合格体験記】学年最下位から全国模試で1位になって京都大学に合格した話

3 / 14 ページ

行きたいと思ったのは、


中学2年生のときに、井上靖の『氷壁』という本を読み、


「すげえ!」


と思ったのがきっかけでした。




井上靖は京都大学文学部卒。




「こんな人を輩出する、京都大学ってすごいな!」


「僕も、こんな大学にいきたいな!」


と思いました。






さらに、


高校生になって志望校を真剣に考えるようになったときに、


京都大学という大学を調べてみると、ユニークな大学であることが分かりました。






約築100年・月の家賃が400円の寮があるとか、


大学受験の日には、なぜか初代校長の銅像がペンキで塗られるとか、


卒業式はコスプレをするとか、


学園祭でワニ肉のから揚げが食べられるとか…




「なんてユニークなんだ!」


「なんか面白そうだ!」




調べれば調べるほど、京都大学が好きになり、京都大学に対する憧れが強くなりました。


完全に、ほれ込みました。






特に、総合人間学部という学部が気になりました。


文系でも理系の勉強ができるという学部でした。




その分、京都大学でも難関。


文系からは60名程度しか合格しない狭き門で、


文系なのに、数学が国語以上に重視される学部でした。






ただ、京都大学に行きたいと言っても、


「お前には無理だ」


と親にも先生にも言われました。






「化学勉強してから言え」


「成績を取ってから言え」


「寝言は寝て言え」……




応援の声は無かった。




しいて言えば、母親は応援してくれました。


家庭教師をつけてくれたり、


勉強法の本や参考書は買ってくれました。




しかし、そんな親の愛に応えることはできませんでした。




模擬試験でも京都大学はE判定。


合格可能性20%以下。




「受かりませんよ」


と、各予備校からも、お墨付きをいただきました。




著者の篠原 好さんに人生相談を申込む

著者の篠原 好さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。