何度堕ちても再生してきた ドラマのようなジェットコースター珍生

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犯人は誰なのか

動機はなんなのか

心情はどうだったのか


これを自分なりに推理しながら

こういう流れでこうなるのかー

と名探偵気分で読んでいた


当時から心理に興味を持っていた



小学校からは普通学校に進学し

高校は進学校に通う


小学校、中学校時代は

耳が聞こえないことで苛めを受け


先生から差別されることも


口が見えないと話していることがまったくわからないことをわかっていて

わざと口を隠す先生


言っていることが伝わらないと

身体でわからせようとする先生


小さいうちから


大人はそういう人たちばかりなんだ


という概念が植えつけられた



耳が聞こえない子がなぜ


”出来る”


といけないのだろうか?

出来ないだろう

という先入観の下

見下されることがたくさんあった



それは大人になった今でもある

それでも


わたしの人生、こんなもんじゃない!!


と歯を食いしばって

手を握り締めて

走ってきた


いつだって


わたしはわたしを諦めない


これが今までのわたしの原動力なのである

耳が聞こえなくても出来る

というのがわたしの信念でもある


当時から

人間のいろんな面を目の当たりにしてきたわたしは


上っ面の友達なんて信じない

こんな友情ならいらない


といつもひとりでいるような一匹狼の子だった

実際小学、中学時代の友人はひとりもいない


苛めを受けていたから

特に同性の女の子からの苛めがひどく


砂をかけられる

ゴミ扱い

仲間はずれ

無視


デフォは一通り受けた

登校拒否ももちろんした


中学校に上がると

半数以上は不良という特に治安が悪い地域だったので

いつもひとりだったわたしはよく絡まれていた

何を言っても何をしても無視するわたしがおもしろかったのか?


スルーして遠ざければ遠ざけようとするほど絡んできた

しかしその不良くんたちはあるあるパターンでモテていた


ここでお察しの通り・・・

女の子からのやっかみがすごかった


石を投げられたりした


なんてこともあり

女の子の嫉妬の怖ろしさを中学時代に嫌と言うほど味わった


でもその反面、人間が好きではあったので

寂しさもあり・・・


高校時代はそんなわたしと友人になってくれ

わたしの人生の中でも

大きくウェイトを占めている友人と出会った


彼女とは

部活も一緒で

2,3年のときはクラスも一緒で

受験の時は

毎日自転車に2人乗りして図書館に通い

部活でも試験でも競って

良きライバルでもあった


その結果、お互い推薦をもぎ取り大学も一発合格

彼女がいなかったらわたしはあそこまで頑張ることはなかったでしょう

彼女もまた


薫に負けたくなかったから頑張れた

薫がいなかったらわたし、どうなってたのか想像できない

でもきっと普通でいいや、と妥協していたと思う

大人になった今でもそのまんまのわたしをさらけ出せるのは薫だからなんだろうな


わたしの周りに薫みたいな人いないよ

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