何度堕ちても再生してきた ドラマのようなジェットコースター珍生

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ほとんど気力(笑)

マジで笑えない・・・(笑)


それから1年は月1回通院していた

当時は辛かったが

このおかげで出産育児も問題なく過ごせた



そうして大手企業に入社

誰もが知っている大手の電機メーカーに入社し

技術職で働く日々


ガイドブックの英語版の校正


という英語関係の職

毎日英語活字をたくさん読み

ここでわたしの英語力は勝手にスキルアップされた



わたしが配属された部署は耳が聞こえない人を受け入れるのは初めて


ということで


まずは耳が聞こえない、ということはどういうことか


を理解してもらうことから始めた

上司たっての希望でもあった


が、

普通に話せたわたしは


ホントは聞こえてるんじゃない?


とひそひそされることもあり

口の形を読めるので

何を話しているかわかってしまうこともあった


そのたびに傷つきながらも


話せるから聞こえる


のは違う

ということを伝え続けた

ですが


初日から挨拶を無視されたりするような環境だったので

当時私生活でもなかなかいいことがなかったわたしは

どんどん気持ちが落ちていき


入社して1年後

どんどん眠れなくなり

どんどん気力がなくなっていった


それでも負けてたまるもんか!!


と気力を振り絞って会社に行き

帰って寝たくても眠れない

そんな悪循環のループに陥ったのだ


道を歩いていると道路に飛び込んだら死ねるかなー

天井を見れば

あそこにヒモ引っ掛けられるかなー


ということを考えるようになっていく

ハッと我に返り


このままじゃわたし危ない!!


とわかってはいたけれど

どうしたらいいかわからず・・・・・

そんなとき

ボーっとテレビを見ていたら



うつ病



について取り上げられていた

ここからは早かった!!

すぐに近くの心療内科を検索して

受診した


藁にも縋る思いだった

だって


死にたくない!!

でもこのままじゃわたし死ぬ!!


て思ってた

なんとか治さなきゃ!!と必死だった

そして下された診断は



抑うつ病



でした

結果がわかったとともにホッとして

睡眠薬飲んで寝たら大丈夫だ

と思っていたわたしは

次の言葉にビックリするのである



医者

実家に帰って休養しなさい



えっ・・・

それはできない!!

上司にそんなこと言えない!!言いたくない!!



医者

でもあなた休まないと悪化しますよ

とりあえず睡眠薬と安定剤を出しますが3日後来てください



そうして睡眠薬を貰い

強制的に寝れた

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