10代でうつ病になって悪い人に騙された話(3)

短い高校生活①


高校の入学金は母親と2人で払いに行った。果たして通うことができるのか、でも高校に通う以外に道はないという10代らしい極端な思考で母親が決して安くはない入学金を払うのを見ていた。


母親は安定した職を持っていたが、母子家庭で私を養い、余裕があるわけではなかったはずだ。

母親も当時の私の精神状態を解っていたと思うが、高校だけはせめて行って欲しいという必死の思いで入学金を払ったのだと思う。


4月、高校入学。

クラスメイトの9割は女子だった。同じ高校の違う科に同じ中学の友達も通っていたが、私の入った科は1クラスだけで他の科のクラスとは校舎も階も違っていたりと、離れていた。クラスメイトは市外から通っている子も多く知らないメンバーばかりで、不安は増すばかり。


幸いな事に担任の先生は私の状況に理解があったことや、クラスメイトも優しいメンバーばかりで最初の数か月は学校に通うことができた。


しかし、慣れないメンバーや少し厳しかった集団生活に馴染めず、みんなの輪の中から突然抜け出したり、トイレに引きこもって中学の友達にヘルプメールを出したりしていた。

特にみんなにいじめられていたわけでもなかったので、周りのみんなも???だったと思う。


合宿も1人だけ別にお風呂に入ったり、集団訓練みたいなのも1人だけ別室で休ませてもらったりしていた。

もともと人の輪には入っていけるし、友達もすぐ作れるタイプだったが、あの時の私の精神状態では難しく、どんないいメンバーでも集団の中や誰かといることさえ苦痛だった。


そして、日に日に学校に通うことが苦痛になっていった。通学距離は自転車で15分位だったのに、朝起きると身体が重く授業に遅れていったり次第に休みがちになっていった。


中学の友達が心配してクラスにきてくれたりしてとても嬉しかったけど、その思いに応えることも出来ず、学校には通えなくなっていた。

中学の友達と同じクラスに行ってたらうまくいってたのにと何度も自分の選択を悔やんだ。

でも、今思えばたとえ中学の友達と同じクラスに行ったとしていても、違う道の方がよかったと思ってしまっていたと思う。

あの時の私の精神状態は今自分が置かれている状況が不安で不安で認めることができずなかったのだと思う。


だって、入学後は多少の差はあれどみんな不安でいっぱいだったはずだから。それを極度な不安に感じてしまったのは、もうあの時私の精神状態ではいっぱいいっぱいだったから。

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