16話 乗り継ぎは苦手
帰りはコペンハーゲンで乗り換え。(行きもその予定だったけれど)
乗り換え時間は40分しかない。かなり短い。
最低乗り換え時間は30分と聞いていたし、コペンハーゲン空港はそれほど大きな空港じゃないから問題ないとのことだった。
サンジョーは40分と思っていたが、確認してみると50分あった。
なんだ、余裕じゃん♪
と気が大きくなるサンジョー。
乗り換えのコペンハーゲン空港をのんびり歩く。
こんなお店あるんだ~おもしろーい。
コペンハーゲンはビスケットか~
なんてお土産を見ながらのんびり歩く。
何か買おうかな~フフフ・・・
とか思っている。
(※注 本来そんな余裕はありません)
のんびり寄り道しながら歩いてゲートを目指す。
入国審査みたいなところへ人の波に乗って入る。
ブー!
エラーがでた。
もう一度・・・だめだ~
警察みたいな人がやってきた。
「お前はあっちだ!」と言われる。
あ、ここはヨーロッパの人用だったのね。
確かに書いてある(汗)
俺はあっちか・・・ってすっげー並んでるー!
時間大丈夫かな?
人の流れを見ると、列が遅いわけではない。
なんとかなるかな~とひとまず並ぶ。
さーっと通過して、トイレへ行く。
11時間の長旅だもんな~
さっきみたいに我慢はできないだろう。
今度の席はどこか知らないけれど、また窓際とかになって「すいません、すいません」しなきゃいけないからね。トイレに行っておこう。
そんなことを考えながら、どこか悠長なサンジョー。
トイレを出ると・・・女子トイレ!!
え?なんで!?
とか思っているとドアが開く。
あ、トイレに入る前に自動ドアがあったのね。
入るとき開いていたから全然気づかなかったけれど(汗)
自動ドアに入って男子か女子に入ると。
どんだけ厳重なトイレなんだ!!
とかのんきなサンジョー。
ゲートに着くとやはり人はいない。
「サンジョー?」
「いえーす!」
と、答えると周りのスタッフが妙に安心する。
カナダでも同じことがあったような・・・
どうやら最後の乗客がサンジョーだったらしい。
乗り換え時間が短いことがわかっていたからスタッフは心配していたようだ。
サンジョー。どこまでも人を心配させる旅のようだ。
自分の席を見つけると3人席で真ん中が空席だった。
お~トイレの時に「すいませんすいません」しなくていいじゃん!
トイレ行きたい放題だね!
しかも後ろは誰もいないから背もたれも倒し放題~♪
またもごきげんになるサンジョー。
荷物を置いていると、日本語ガイドの現地ツアー参加者とまた目が合う。
そーいえばこの人たちも時間ギリギリだったはずなのになんでサンジョーだけギリギリだったんだろ?
と思う。
(のんびりしていたからです)
あとは空港でけんかするだけだ!
快適な席で空の旅を楽しもう。
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