夢日記 ○○すぎたな ※グロ注意!! 一部創作
いや、全然理解出来てない。
だって、今までピンピンしてたはずのおじさんの
頭が
ない
いや、正確には
握りつぶされている。
誰かによって。
いや
何かによって。
その何かは人型だった。だけど、明らかに人間じゃない。
全身が黒い。目玉が一つしかない。歯茎が剥き出し。
まるでシン・ゴジラの第五形態のそれだ。禍々しすぎる姿はこの世のものとは思えない。
どうやらおじさんの頭を握りつぶした正体はその化け物の右手っぽい。つまり、その化け物の右手はおじさんの頭をすっぽりと覆い隠してしまうほど巨大で、なおかつ異形だということだ。
その化け物はぐちゃぐちゃになったおじさんの目ん玉や脳みそっぽい何か、赤い肉塊を
「うわっきったねえ。」
と愚痴をこぼしながら右手を払った。日本語は普通に話せるようだ。
化け物は辺りを見渡す。
そして、ゆっくりと口を開く。
「このじじいに金はねえかと聞いたんだよ。そしたら「あるわけないだろ!」なんてキレやがった。だから俺はムカついて、そいつの口を閉ざしてやろうと思ったんだ。そんな口の悪い言い方しちゃうと大変なことになるから気い付けい!って思ってさ。そしたらこいつ、反省の声もあげずに黙りこくりやがったんだよぉ。せっかく人が忠告してやってんのにさぁ。なぁ!ここにいるやつらは金持ってるか!?有り金全部出してくれよ!なぁに!心配はいらねえ!俺が有意義に使ってやるからよぉ!」
「頭おかしいんじゃないかこいつ!?」俺は心の中で静かに叫んだ。他の人達もそう思ってるに違いない。
俺らが生き残るにはどうしたらいい!?そう思った矢先
「おい。お前はどうなんだよぉ。」
化け物は俺によってきた。
嘘だろおい!!!金なんて全部銀行に預けたよ!!!そういう問題じゃないが焦り過ぎてそれしか考えられない。
やがて冷静になった俺は右手にある石鹸水に気づく。
「そうだ。まだ体を洗っている最中だった...。
...そうだ!!こいつは俺より2倍も体長が違うけど...
まだこの化け物の生態など何もわかっちゃいない。だがあの化け物の目ん玉の視覚を一時的にぶっ潰すくらいなら
この石鹸水が効くかもしれない...。」
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