10代でうつ病になって悪い人に騙された話(9)
失恋の末に…
カレー屋のアルバイトでは、週5日働いていたから10万円程の給料を頂いていた。稼いだ給料は洋服や化粧品など、欲しいものに使って、たまに友達と遊んだり毎日充実していた。
その頃、好きだった男の子と遊ぶようになり毎日楽しかった。でも、付き合っているわけではなかった。でも、ただ一緒に遊べるだけで幸せだった。
でもある日、突然関係を断たれた。付き合ってたわけじゃないから断たれたって表現はふさわしくわないけれど。
もう大分昔のことだから、どんな感じだったかはっきり覚えていないけど、とにかく落ち込んだ。私自身を拒否されたようで、イコール私の存在を否定された感じ。
相手は別に私のことを拒否したわけでも否定したわけでもなく、ただ一緒にいる事が面倒になっただけなんだろうけど…
私は、恋愛依存症だったから。好きな相手には押して押して押しまくって、いつも一緒にいることを望んで、恋愛して好きな人と一緒にいることで心の安定を求めていた。
そんなスタンスの私じゃ、当時16歳の相手の男の子も引いたんだろうね。
私は死にたいほど落ち込んでしまった。たった一度の失恋だけで、もうこの世の終わりだなんて思ってた。
今思えば全力で相手にぶつかって、全力で恋して、純粋だったあの頃の私が愛おしいけど、
あの頃はとにかく落ち込んで、自分が壊れてしまった…
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