1億円を稼ぐ「哲学者」が語った新時代の儲かるビジネス4原則とは?

3 / 10 ページ


後は、ネットの仕組みをうまう使えば、単純な話ですけど、登録フォームの項目を増やしといて、登録されたらそれがデータベースに記録されて、それを僕が期限で締めて、シャツを作ってくれる外注業者に送っていただけですからね。


完全な自動化はできないですけど、オーダーメイドといいつつ、普通の受注発注ビジネスに近かったですよね。当然、売れた分しか作らなくて済むし、先にお金も頂けるので、そのお金で外注先に支払いもする訳なので、何の不安もなかったですよね。


しかも僕は、同じことをオリジナルの汗拭きタオルでやったり、ボウリング用のズボンをデザインだけして、それも受注発注で販売したり、他にもアームスリーブでやったりしてたんで、ほんと普通の事でしたね。


多分、もっとそういう商品の種類を増やせば、その分売れたと思いますし、ひとつの安心できる確実な販売手法だと思いますね。確かに、これらもそうだ。笑


織田:昔は物である事が当たり前の世界だったし、流通のシステムもネットで完結することはあまり無かったけど、今は流通だけでなく、人々の感覚自体も変わってきてるから、当たり前といえば当たり前になってるんですよね。


平野:なるほど、在庫はできるだけ持たないようにするんじゃなくて、持ったら負けだと。


織田:そう、持ったら負け。


平野:お客さんの需要も本当に多様化してますから、オーダーメイド型でやったほうが当然売りやすいわけですけど、それを無限に増やしていくとか、そこから自動で売れる仕組みを作ったほうがいいよ。ということですね?


織田:そうですね。


平野:なるほど、これもまたすごい話しだなあ。


織田:だって出来るんだから、やったらいいじゃ無いですか。


平野:確かに、ビジネス素人の当時の僕も出来たわけだし、今だって、それがビジネスの基盤にありますもん。だから失敗しようがない。笑


織田:そうそう。


平野:なるほどわかりました。じゃあ、次の原則の話をしたいんですけど。


織田:はい。



<< 3番目の原則 >>

平野:次の原則はですね、月額・定額の収入が入るビジネスが良い。ということで、要は、毎月毎月お金が入ってくる継続課金型のビジネスってことだと思いますが。


織田:そういうことでしょうね。


平野:これは確かに、いまオンラインサロンビジネスとか流行ってるし、これもこれで今なら成立するし、うまく行く気がしますけど、次世代型っていう切り口で何かあるんですか?


織田:次世代型っていうか、そうですね。定額ビジネスっていうのが大事になってくる根本的な理由は、キャッシュフローが安定するってことですよね。


毎月固定に、チャリンチャリンと、20万とか30万とか入ってくる状態であれば、とりあえずは食えると、死なないと。ということは、ビジネスに安定感が生まれると。


ビジネスでは、思い切ってチャレンジしないといけない場面があると思うんですけど、そこのセーフティネットになる。とか、ビジネスを最低限ささえる柱として、安定的な収益をもたらすビジネスモデルが必要になってくる。という事だと思うんですよね。


平野:みんなが欲しがるし、無いよりあったほうが絶対いいと思いますよね。


織田:そうですね、あったほうがいい。そういう考えで、多くの経営者はビジネスにおいて、必ず、コインランドリービジネスとか、駐車場型ビジネスを作ろう、とかなって、それって至極、普遍的な話だとは思うんですけど、残念ながら、

いま時代的に変えなければいけないのは、そこも物とかじゃダメで、ネット上でコストを掛けずに、定額の収入が得られるビジネスモデルを作ろうと思った時に、僕が大事だと思うのは、コミュニティだと思うんですよね。


平野:なるほどコミュニティ。そういう話も聞きますよね、うんうん。


織田:で、インターネットが何がいま問題かっていうと、SNSが入ってきて、そこでつながりを作ることができる。で、多くの人がそのつながりを求めている、って事。


平野:なるほどなるほど、


織田:そのつながりを、ちゃんと維持してやるっていう意味での定額ビジネスだったらわかる。ただ、いまのサロン型ビジネスって色々あると思うんですけど、最初から会員制のビジネスを作ろうとしているのが問題であって、ビジネスの立ち上げ段階の人が、最初から会員ビジネスをうまく作れる人っていうは、恐らく皆無だと思うんですよね。


平野:なるほどね。


織田:というのは前提として、本題に入る前に、少し話が難しくなっちゃってるかもしれないけど。笑


平野:いえいえ、わかりますよ。多くの会員制ビジネスとかサロンビジネスにチャレンジされている方は、普段からその方が販売されている商品単価よりも相当に安くコンテンツを販売されているじゃないですか。

なので、販売単価が安い分、100人とか200人とか、ある程度のお客さんを集めないと、ビジネス的にはまとまったお金にならないわけで、そしてそのサロン内で提供するコンテンツは、普段販売しているコンテンツと同じような内容を少額・定額で提供していたりするんですよね?

そうなると、かなり行き詰まりが発生してくるんじゃないかとすごい感じてて。。。


織田:僕も何回もやっていて、何回も失敗してますから。


平野:あーそうなんですか。


平野:今は、SNSがこれだけ普及して、多くの人が潜在的に繋がりを求めているのは事実だと思います。ビジネスの世界で言えば、SNS上よりも、より濃いお付き合いを望んでいて、儲かるアイデアがもらえたりだとか、稼ぎのネタが貰いたい、だとかを求めるじゃないですか?


織田:はい。


平野:でも、そこを最初に売っちゃダメだってことなんですか?


織田:そこは売っちゃダメですよ。


平野:えー、はい、はい。。。


織田:まず、そもそもそんな簡単には売れないしね。


平野:あーなるほどね。ふむふむ。


織田:夢を持って、定額ビジネスとか会員制ビジネスとか、やりたがるんですよね。でも、それって本当はやらない方がいいんですよ。なぜかって言うと、自分でも分かると思うんですよ、毎月の定額支払いって言われた瞬間に、「この商品・サービスがそれだけの価値があるのかな?」「これはずっと支払う価値があるのかな?」てね。つまり、毎月の継続課金モデルって、普通、購入者からしたら拒絶感があるんですよ。そこを多くの販売者は分かっていないですよね。


平野:安ければ売れると思っているのでしょうかね?


織田:安ければ売れる。という発想で、この定額ビジネスを作ろうとしたら絶対無理。そうではなくて、ある程度信頼できているお客さんと関係性を保つ為のバックエンドとして、この月額会員制みたいなやつを売るのは、僕は可能だと思います。実際そのパターンしか上手くいってるのを見たことがないです。


平野:つまり、色々な商品を購入してもらったり、何かサービスを提供した後の、一番最後に、この「コミュニティ=繋がり」というものを定額で販売するとうまく行く。ということですか?


織田:そうです、そうです。


平野:へー、なんかフロント商品に持ってきた方がいいのかな?って、ついつい少額、定額だと思っちゃいますけど、実は一番最後だと?


織田:そう、一番最後ですね。


平野:はー、、、これはまた目からウロコですよ。これを聞いている方はどこまで付いてきているか分からないですけど。言われてみれば、僕も色々なサービスとか購入したりとかしてきて、結局最後は販売者というか、その先生との繋がりを断ち切りたくないし、終わらせたくないから、定額コミュニティに入って繋がりを保っている事ってありますもんね。笑


織田:ふふ。そうでしょう。


平野:あります、あります。そういうことだ。なるほどなあ、面白い!


織田:一回でも商品を買ってもらったとか、すでにその人の精神性が分かってるとか、そういう状況じゃない限り、そこの定額制コミュニティを初見の人達に対して、たくさん販売するのって、相当に難しいし、しかもそれを継続するのって、ほんと大変な努力が必要になってきますよ。


平野:うーん。。。


織田:要は、精神的なんですよね。究極的には。


平野:なるほど、メリットとかじゃないんですね。


織田:そうそう、まず一般的には、最初から定額ビジネスには入らないし、そもそも何者かわからない人に毎月定額のお金を払おう、なんていう気にはビタ一文もならない。100円ですら払う気にならないですよ。


平野:なるほど、これは気づきが多いなぁ。すごい大変な話になっちゃいましたねこれ。笑


織田:いやいや。


平野:すごい価値ある話になった気がします。


著者の平野 久信さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。