1億円を稼ぐ「哲学者」が語った新時代の儲かるビジネス4原則とは?

4 / 10 ページ

織田:僕自身、定額で何回もコケてるし、定額の3千円を売るより、10万円の商品売った方が簡単なんです。多分、やってみないと分かってもらえないと思いますけど。ほんと、どれだけ簡単か。


平野:それも97%利益ですもんね?


織田:そうそう。


平野:これは絶対に失敗しようがないビジネスですね。


織田:それこそ、定額ビジネスを超低額にして、そこから何かを目指そうという戦略とか、意図があるのならやっていいと思うんですけど、何者でもない人がやるとヤバイです。


平野:なるほどねー。


織田:それこそ、●●教みたいな状況を作れた後で、それをやれたら僕はありだと思います。


平野:なるほど、わかりました。それでは最後の原則の話をしたいんですけども。


織田:はい。



<< 4番目の原則 >>

平野:大資本の要らないビジネス、あまりお金が掛かからないビジネスが良い。って言う風に言われてますけど?


織田:まず、これは当たり前ですよね。


平野:そう、当たり前ですよね。資本金、お金があまり掛からない、初期投資が少なくて済むビジネスの事を指していると思うんですけど、これを次世代型という風に考えた時に、じゃあどういう話になるんですかね?


織田:前提にあるのは、昔は大資本が必要な時代だったってことなんでしょうね。


平野:そうですね。


織田:多分、ホリエモンの登場以前。っていう風に言ったらいいと思うんですけど。


平野:うんうんうん。


織田:僕が思うに、堀江さんは今の世代の、「ちょうど中間の人」だと思うんですよ。


平野:はい。


織田:だから、堀江さんの小学、中学時代というのは、ビジネスの基本は物だったし、在庫も持たないといけなかったし、当然のことながら、ほとんどのビジネスの利益率は低かったというのが大前提だったと。けれども、ビジネスを行う為には資本が無くてはならなくて、そこで多くの人は、とりあえずまずは銀行とか公庫から借り入れするのが当然。という時代だったんですよね。


平野:そうですね。そうですね。


織田:そう、なので昔はそういう時代だったと思うんですけど、今はもう、さっきも言ったようにインターネットが生活の中に入ってきて、個人でも使えるネット流通のシステムは整ってきてるし、自分でもちゃんとコンテンツを配布できるし、精神的な繋がりを維持できるコミュニティだって、自由に作って、共有することが出来る時代だっていう事なんですよ。


だからそういう意味で考えると、借り入れ、借金、ローンをして、資本をつくらないとビジネスが始められない、なんていう発想は、もう論外だっていう話になってくるんですよ。


平野:要はお金なんか掛けなくてもビジネスできるよ。ことなんですか?


織田:そうですそうです。


平野:なるほど、そうかぁ。分かったような、わかんないような。笑

でも、それだけじゃあビジネスにはならないような気がしますけど。何か掛け合わせないと。


織田:資本っていった時の定義自体が、僕は変わってきているんじゃないかと思っていて、昔から、「身体が資本」っていう言葉がありますよね?


平野:ありますね。はい。


織田:元手みたいな。


平野:はい。


織田:元手という意味でいうならば、資本は今の時代だとドラッカーって言う人が知識社会の到来だって言ったように、頭の中の知識とか経験とか、自分の持っているスキルとか技術とか、そういう諸が、多分大きな枠でいって、元手なんだと思います。


平野:なるほどね。要は専門知識だとか、独自の経験だとか。結局、ひとくくりで表現するとコンテンツっていう言葉に集約されるのかなって思いますが、そういうものを資本として、商売のネタにすればいいってことですね?


織田:そうですね。それがビジネスの基本的な部分を占めていて、今の大きなビジネスってほとんどがそれを売ってる訳じゃですか。


平野:そうかもしれないです。大体がアイデア次第でビジネスは決まっちゃいますもんね。


織田:うん。そうそう。


平野:えー、そうか、、、じゃあ大資本のいらないビジネスっていうのは、お金とかじゃなくて、知識とか経験を元にしたアイデアや、コンテンツを資本として考えるって事で、その方が時代に合っていて、求められている。って事なんでしょうか?


織田:そういう事ですね。


平野:そっか。そしたらあれですよね、その人がどういう知識をもっているのか、どういう経験をしてきたのか、もっと言うと、誰かの、人に役立つ特技を持っているかが重要であって、お金が無くてもビジネスは出来る。ていう事になりますよね。


織田:そうそう。経験とか、知識とか、他には、どれだけ遊んだか。なんていうのも、もしかして資本の元手になってくるかも知れないですよね。


平野:なるほどね。遊びですか?でも、そうかも知れないなぁ。


これからはだって、AIとかIOTとか、いわゆるロボットが普及した時に、肉体労働から開放されるなんて話があると思うんですけど、そうなってくると面白い遊びを知ってる人が、次世代のビジネスを作れるだろう。なんて話を聞いたことがあって、今回の話と、ちょっとリンクするのかな?なんて思いましたね。


織田:なるほど、そうなんですね。


平野:そういえば、この前見つけた面白いビジネスで、「素人でも出来るキャンプの正しいやり方」みたいなのを教えている人とかいましたね。ビジネスとして。


織田:あー、はいはいはいはい。


平野:つまり、そんな感じですね。


織田:そうですね。で、究極的には、物であるっていう時代は終わったんで、あとはもう、どういう楽しみ方だとか、どういう経験が出来るか?とかに、私達の欲望は進んでいくわけで、だから今後の大前提として、「交換されるものは物だけでは無い。」という事なんですよ。


平野:うーん、そうですね、そうですね。


織田:そんな事を言うと、「じゃあゲームですか?」っていう事を言い出す人がいるかも知れないけど、別にそういう事だけではないわけで、結局、アイデアであるとか、頭をどれだけ鍛えられるか、だと思うんですよね。


平野:それが資本であると?


織田:そう、それが資本であると思うし、もともと僕自身は哲学の専門だから言うんですけど、キャピタリズムっていうじゃないですか?


平野:キャピタリズム?ベンチャーキャピタルとかそのキャピタルですよね?


織田:そうそう。そのキャピタルが、イコール資本なんですよ。資本というのは、もともと頭という意味なんですよね。キャップをかぶる帽子という意味。


平野:え?そうなんですか!?キャピタリズムの語源はキャップから来てるんですか?


織田:そう、キャップからきてますね。


平野:という事は頭ってことですもんね。


織田:そうですそうです


平野:えーすごい、そうなんだ。


織田:だから実は、キャピタリズムって元々は、その増殖するもの、頭脳を持っているから、資本がどんどん増えていくという事なんですけど。もともと資本主義というのは、頭主義だったんですよ。その知恵を持った人だけが勝てるっていう。


平野:そっか、知恵っていう風に置き換えられたらすごい腑に落ちました。


織田:根本的にはそこら辺だったりするのね。元々キャピタリズムって言葉が出たときは。

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者の平野 久信さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。