核も限界。地球温暖化で激化する台風のエネルギーを活用できないか?

毎年夏になると台風が発生し甚大な被害を日本列島に及ぼす。河川は氾濫し山からは鉄砲水が押し寄せる。

台風は赤道付近の南の海で生まれた低気圧が暖かい海水と豊富な水蒸気でもって、猛烈な勢いで積乱雲が成長したもの。

教科書的には最大風速17.2m/s以上の東経100度から東経180度の間の北半球にある低気圧。

これが北インド洋と南太平洋に移動するとサイクロンと名前が変わり、北大西洋と東北太平洋で最大風速が32.7m/s以上のものがハリケーンと呼ばれる。

当初台風だったものがマレー半島を超えベンガル湾に入った為にサイクロンになったり、逆に北東太平洋で発生したハリケーンが西進して東経180度線を超えて台風になった事例がある。

ところで先の最大風速は実測では無いことをご存知だろうか。

1987年迄は米軍が航空機にて台風の中心部に突入、圧力計を投下すると言うことが行われて来たが、今は台風がたまたま島の観測所を通過する場合以外は何と推測値。

過去の気象衛星により撮られた画像の台風の雲の形のパターンと実際の際低気圧、最大風速との対応関係のデータに基づいて、衛星画像から推定している。

そうなると画像を解釈する人によって癖が出てもおかしく無い。

A予報官の最高速度はB予報官の出す最大風速よりも大きく出る傾向があるとか。


大きな被害を起こす台風のエネルギー量だが、広島に投下された原爆のエネルギーが 5.5X10の13乗ジュール、長崎の原爆が 8.4X10の13乗ジュール、大津波を引き起こした東日本大震災で2x10の18乗ジュールに対して、通常の台風でも10の18乗ジュールと原爆10,000発、台風2つで東日本大震災並みだ。

但し、台風は広い地域で数日間にわたって暴れまわってこのエネルギーで、一箇所にこのエネルギーが解き放たれるわけでは無い。

それにしても物凄いエネルギー量だ。

このエネルギーがどうやって作り出されるか?

それは台風のもたらす大雨と関係している。

台風の中では低気圧なので猛烈な勢いの上昇気流が発生している。

暖かい海の上だとそこに海から蒸発した水蒸気が供給される。

上空でこの水蒸気が集まって水滴になり、上昇気流の押し上げる力よりも大きな水滴になると重力で落ちていく。これが雨。

この水蒸気から水に変化する際に凝縮熱が発生するのが台風のエネルギー元だ。


持ち前のケチのせいだが、これだけのエネルギーだとすると何とか利用したいと思ってしまう。

過去にも室町時代に朝鮮から二度にわたって攻めて来たのを打ち破ったのは台風だと言われている。

現在、朝鮮半島がきな臭いこととなっているが米国も下手に手を出して「窮鼠猫を噛む」となり、多くの被害が出ることを怖れて手をこまねいている。

こんな時だからこそ「神風」が吹いて疫禍を吹く飛ばして欲しいと思うのはSF小説の読みすぎだろうか。




著者のTachibana Toshiyukiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。