欧米人とつきあうためのキリスト教の基礎知識(4)

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欧米人とつきあうためのキリスト教の基礎知識(4)

 このモルモン書は、ジョセフ・スミスという人によって書かれたと紹介されることが多い。でも、それは正確ではないんです。ジョセフ・スミスは神様の言葉を多くの人に伝えただけ。

「やっぱり、頭がおかしいんだ!」

 と思いませんでした?私も最初に聞いた時、同じように思いました。

「バカバカしい。どうやって、神様に会うんだ?」

 でも、

「天才物理学者のアインシュタインもクリスチャンって、どういうこと?」

 とも思ったんです。

 旧約聖書のモーセがどうなったのかは定かではないけれど、イエスは神様の教えを伝えたら処刑されてしまいました。ムハンマドのことはよく知らない。でも、

「自分を偶像化していはいけない」

 と、言い残したくらいだから自分が偉いんだとは思ってなかったんだろう。では、ジョセフ・スミスはどうなったのかというと、暴徒によって殺されました。

 それで、思うんです。殉教するって、どういうこと?人って、デタラメのための命を投げ出せるんだろうか?私の出会ったユタの人たちって、みんなバカなのか?私には、そう思えないんですね、実物を知っているから。

 ユタ州って、平均寿命、平均所得、平均学歴など、多くの指標が全米1位なんです。酒もタバコもギャンブルもやりません。不倫もしません。多くの人はね。だから、健康的な生活になって、寿命も伸びるのは当たり前かもしれません。

 こんな現実を目の当たりにして、そこに人を動かす何かがあると考えないわけにはいかなくなったんですね。

 受験には、強い動機付けが必要です。3年間とか6年間とか、かなり長期間にわたって勉強を続けるには、何か理由が要るんです。

「どうしても医者になりたい」

「アイツにだけは、負けたくない」

「父の期待に応えたい」

 どれも、よい理由だと思います。

 さて、私はもう塾講師で、なりたい職に就いています。負けたくないライバルは特にいません。父は亡くなりました。では、なんで勉強を続けているんでしょうか。それは、経営上の理由もありますけど、それだけではないんですね。

「目の前の、悩んでいる生徒に手を貸してやりたい」

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