ヘリコプターとは危険な乗り物なの?

最近、ヘリコプターの事故のニュースが相次いでいる。オーストラリアでオスプレーが訓練中に船にぶつかって海上に墜落。自衛隊機も今月だけでも、岩国基地で着陸に失敗して横転したり、静岡県の東富士演習所で訓練中にホバリング状態から移動しようとして突然高度を下げて不時着し機体を損傷している。

最近、ヘリコプターの事故のニュースが相次いでいる。オーストラリアでオスプレーが訓練中に船にぶつかって海上に墜落。自衛隊機も今月だけでも、岩国基地で着陸に失敗して横転したり、静岡県の東富士演習所で訓練中にホバリング状態から移動しようとして突然高度を下げて不時着し機体を損傷している。

ヘリコプターの形状を見て皆んなが思うことは、プロペラが一つしか無いのでエンジンに異常があってそれが止まったら即墜落してしまう、と言うことであろう。

双発の航空機であれば一つのエンジンにトラブルが有っても、もう一つのエンジンの動力でスピードを確保して揚力を維持する事ができる。単発であっても航空機であれば翼があるので、グライダーの様に滑空してある程度は空中に浮かんでいる事が可能だ。


ヘリコプターにも実はエンジンが2つあるものがある。

ベトナム戦争で米軍が兵士や武器を前線に運ぶのに使用したベル社製のものが有名だ。

機体がバスの様に長く、その前と後ろに一つづつ2組のプロペラが付いている。

これならどちらかのエンジンにトラブルがあっても大丈夫?

ある意味では正しい。と言うのも、この二つのプロペラはシャフトという連結器で繋がれていて反対方法に回る様になっている。そうしないと双方の回転に差が生じてしまい、その結果、ヘリコプターの胴体が回転して操縦不能になってしまうからだ。


またプロペラは一つしか無いがエンジンは2つという機種もある。

この場合も一台のエンジンにトラブルがあった場合にもう一台の出力で切り抜ける事ができるだろう。

但し、この場合にも問題があり残ったエンジンが出力を上げすぎて暴走してしまったり、挙動がおかしく振動が生じたり。それでなくとも複雑な物理法則の上で何とか安定しているヘリコプターであるから、ちょっとした事で制御不能となる恐れがある。

またエンジンが2台あると言うことは、2台とも一緒に故障する確率は減るものの、2台内のどちらかが故障する確率は高くなると言う問題もある。


では一台しかエンジンの無いヘリコプターでエンジン故障が起きたら諦めるしか無いのか?

いいや。そうであるなら各国の航空規制当局が単初ヘリコプターの就航を認めるはずがない。

実はエンジンが故障しても動力を切り離して下降することによって生じる空気の流れをプロペラに受けて緩やかに降下する航行方向がある。

木の葉がクルクルと回りながらゆっくりと降りていく姿を思い浮かべると良いだろう。

しかしこれとてもいつでも可能と言うわけではなく、特に高度が十分に無い場合には降下速度が遅くなる前に地面に激突することになる。


先程、エンジンが故障する確率について少し触れたが、基本的にエンジンが故障する確率は飛行回数に比例する。と言うことは、昨今の我が国をめぐる国際情勢の緊迫化が自衛隊や米軍のヘリコプター飛行回数の増加に繋がっているのが、ヘリコプター事故の増加に繋がっているのかも知れない。





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