22歳の女の子が現場監督として働いて見た、建設業の現実と問題 8

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Aさんからの嫌がらせが始まって

1ヶ月以上


この時の私は精神的にボロボロで



「ただ頑張ってるだけなのに

なんでこんな目に会わなきゃいけないんだろう」


「女性として生まれてこなければ

こんなことにならなかったの?」


「女性に生まれてこなければよかった」


そんなことを自問自答をする日々が続いていた。




女性だからって珍しがられることは別に問題じゃない


女性だから色目を使われることも仕方がない


ただ、メールを返す・返したくらいの

くだらないやりとりと

仕事での扱いを一緒にされたことに腹が立った。



上司や先輩に相談しようとも思ったが

他の社員からしてみたら

悪口のように聞こえてしまうのではないか

という恐怖感で誰にも相談できず



現場で泣き顔は見せたくないという

信念があった故

行き帰りの電車でうつむいたたま涙を流し



家では心配かけまいと

親には何も言わなかった。





ただ私は仕事を頑張りたい。


早く施工図を書きたい。


そしたら現場の仕事をしなくて済むから

Aさんからの嫌がらせだってなくなる。


それだけが私を動かす唯一の原動力でもあった。



だが、そんなたった1つの希望を

打ち砕かれる事件が起きた。



私は、配属当初言われていたように

CADオペレーターの仕事をする予定だった。


しかし配属後一切させてもらえず

ずーっと体力勝負の現場作業。


いつかCADを触らせてくれるだろう。

そう人事の言葉をずっと信じていた。



が、ある日仕事振り分け表を上司からもらった。


そこには現場作業の割り振りと担当に私の名前があった。


なぜ?


私はCADオペレーターじゃないの?

現場作業はやらないって言ってたよね?


その旨を工事長に尋ねた。


が、工事長から出たセリフは


工事長
そんな話聞いてない。



目の前が真っ暗になった。



本社の上層部の言ってることが

現場の上司たちに伝わっていなかったのだ。




もう、無理。


私の中で何かがプツンと切れた。



CADを触らせてくれる、

施工図を書くという条件で現場に来たはずが


その仕事をやらせてもらえず


ましてや会社内で伝達もできてない。



いつまでたっても

希望の仕事をやらせてもらえないのに

嫌がらせを耐えてまでここにいる必要はあるのか?





そして私は人事部に電話した。




もう辞めたい。

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