口下手童貞少年、ナンバーワンホストになる ⑫ 狂気の関係 編

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「ナンバー1を維持し続けないと逆にカッコ悪い」



そんな問題に追い打ちをかける様に、

その後のYの束縛は、

さらに激しくなっていった。


何百万も使わせてしまったという後ろめたさもあり、

余計に私は我慢を重ねるようになっていた。


思い出すのもつらい、

我慢の日々だった。


その頃には完全にYも異常な状態になっていた。


徐々に、

束縛とも言えない様な事も増えていった……。


酔っ払って酩酊状態で帰宅した状態で…


売上に関して怒鳴られたり、

掃除機のホースで叩かれたり、

眠いのに犬の散歩を強要させられたり、

床の掃除をさせられたり、

あげくのはてには、

店でYが使った300万円の借用書を書かされたり……。


物を投げる時もあった。

今でも思い出すと恐怖なのが、

包丁を持ち出された事だ。


喧嘩になって、

家を飛び出そうとした時に

玄関で靴を履こうとしゃがんで、

手を置いていた位置の近くの床に、

包丁を突きさされた事があった。


そんな漫画みたいな事が自分の身に起こるとは思いもしなかった。


それ以降しばらくの何年かの間、

先端が尖っているものを自分に向けられると

恐怖を覚えてしまう時期もあった。

みんなの読んで良かった!