俺のしくじり恋愛 エピソード3
バンちゃんのしくじり恋愛実話③
②の続き
卒業式の当日、
親友と親友の彼女が、
計画を立ててくれました。
卒業式終わったら、皆んなで集まってカラオケに行こうって!
6人でカラオケに行き、
終わってから解散した後、
2人のカップルは、
『じゃあ、またね!』
と言って帰りました。
さぁ、いよいよです。
親友が
『4人でドライブ行こうよ』
って切り出しました。
僕の意中の彼女は、早々と車の免許を取り、
『ギャランのミッション車』を購入してたので。
そして、ドライブへ。
途中でマッタリする時間もあり、
彼女とたわいもない話もしました。
『じゃあ、そろそろ戻りますか?』
と親友が切り出し、車は彼の家へ向かいました。
到着です。
ここからが本番です!
予定通り、僕が、
『◯◯ちゃん、ちょっとだけ話あるんでいい?』
彼女
『うん』
親友
『じゃあ、俺と◯◯は、先家戻ってるんで、
話終わったら戻って来て』
と言って車を降りました。
“運命の告白タイム‼︎”
23年も前の話なので、何を言ってたか?は、
鮮明には覚えてませんが、
俺『今日は楽しかった〜ありがとう!車出してくれてありがとうね!』
彼女『こちらこそ』
俺『◯◯ちゃんとは、高校二年の途中から話すようになって、卒業式までは、仲良くなれて良かった。尾崎の話もたくさんしたしね!』
彼女『バンちゃんが、ここまで尾崎が好きで、マニアックな話まで出来るとは思わなかったんで、楽しかった』
俺『まぁ、そうだね。。一緒に尾崎の話したり、カラオケで尾崎歌ったりしてた時は、最高の時間だったよ!今日で高校卒業して、昨日までみたいに顔を合わせるのがなくなるのは、寂しいやね。ここまで尾崎が好きになれたのも◯◯ちゃんがいたからなんだ。』
彼女『そうなの?』
俺『俺、◯◯ちゃんの事が好きになって、◯◯ちゃんが尾崎大好きだから、俺も同じくらい好きになろうと思って』
彼女『そうだったの⁉︎ありがと』
俺『今日で高校最後だから、このまま気持ち伝えずに別れるのは悔いが残るので、親友に言って今日の会を企てたんだ』
彼女『えっ、そういう事だったんだ。でも楽しかったから嬉しかったよ。想い出になったし。』
俺『俺、◯◯ちゃんが好きだから、彼女になってほしい』
彼女『えっ……。ありがと。バンちゃんは、優しいし、色々気使ってくれるし、尾崎の件で言えば、凄くあたしの事考えててくれたし、バンちゃんは好きだよ。。。。でも、バンちゃんとは、まだ彼氏としては見れないかな。。。いい友達でいたいな。ゴメンね。』
彼女『でも、今日のバンちゃん、カッコ良かったよ!』
俺『そっかぁ…分かった。ありがとー』
俺『また会おうや』
俺『◯◯ちゃん、元気でね!頑張ってな!』
彼女『バンちゃんもね!ありがと』
という感じで、
高校生活最大の恋愛は終わった……。
ここまで相当な時間相談に乗ってくれた親友へ結果を報告しに行きました。
一部始終を話し、
親友『そっかぁ〜マジかぁ〜』
親友『俺、イケると思ったんだけどなぁ〜』
俺『まぁ、気持ちを動かせられる所までは、やれてなかったって事だね』
『あんないい女とまた会えるかなぁ〜?』
親友『バンちゃんなら、絶対◯◯よりいい女と出会うと思うけどなぁ〜』
親友の彼女『私もそう思う』
俺『また一から出直すわー』
今回ここで学んだのは、
いくら好きだと言う想いが強くても、共感レベルを合わせたとしても、優しく接してあげたられたとしても、コミュニケーションが取れたとしても、友達のバックアップがあったとしても、好きな相手に対して、心が高鳴る『キュン』とか『ドキっ』という気持ちを与えられない限り、恋というものは、動かないという事を学ばせてもらいました。
そして、もう一つ学びになったのが、
相手の事を知り理解する、マーケティング力が必要不可欠だという事を。
ただ、想いだけを伝えれば上手くいくというものでもないという事を。。
次回に続く……。
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