俺のしくじり恋愛 ファイナルエピソード

バンちゃんのしくじり恋愛実話 ファイナル

ここに来るまでのプロセスで、ここに書き切れてない話はまだありますが、それはまたの機会として、

いよいよ、恋愛が上手くいかなかった最後のストーリーをご紹介します。

この恋愛を機に新たなる覚醒が起こるキッカケとなったラブストーリーです。

もちろん、この後も体験した恋愛エピソードは、まだまだ無数にありますので、ここでのファイナルエピソードは一つの区切りと捉えて下さい。

フリーター時代の最後の恋愛。22歳頃の話。

ある飲食店勤務を続けていた最終年、

新たに新入りがバイトで入って来ました。

この女性は、年齢20歳、身長小さめ、◯◯◯◯女子大学生、育ちの良いお嬢様タイプ、素直で性格良く愛嬌がある、自分軸を持つ、そんな女性でした。

日々、バイトで会うと話しかけて、コミュニケーションを取っていくうちに、仲良くなりました。

わりと気の合う子だなと思ってもいました。

ある時、ちょっとご飯でも食べに行こうという事になり、2人で食事に行きました。

話せば話すほどに、意気投合していき、当然彼女を意識していきました。

それから、家に帰っては、メールや電話もたくさんしました。もう友達レベルのコミュニケーションレベルではありません。

2人で日帰りバスツアーに行ったり、

アミューズメントパークへ行ったり、

映画を観に行ったり、

色んな所へ行きました。

バイトが終わってからも、

一緒に飯食って彼女が、家の車で送ってくれたり、夜な夜な語ったりと深い仲になっていきました。

今回は、とにかく一緒にいる事をあまり意識し過ぎずに楽しむ!というのをテーマにとにかく親密度を高めるためにはどうするか?を考えて会っていました。

付き合っているというくらい、お互いの事をお互いが知るようになり、彼女のお母さんとも挨拶するくらいまでになりました。彼女も自分の事をお母さんに話しているくらいでしたので。

でも付き合うという概念は特に持たずに接していました。

今回の恋愛は、同じバイト仲間の後輩がライバルでした。彼も彼女の事が好きで凄くアプローチしていました。

自分との仲は悪くなっていました。

そんな事はあまり気にせず、彼女と自分の関係を大切にしました。

あるタイミングの時、

いつものように彼女が夜中に家まで車で来ると、

またたくさん語っていました。

『今日は彼女にちゃんと気持ち伝えよう!』って思ってました。

彼女に

『◯◯は、俺にとって凄く大切な存在で、替えがきかない女なんだよね。他の男には渡したくない女なんだ。俺のそばにいてくれ。』

『私もバンさんの事が好きです。気が合うというか一緒にいて楽というか。そういう風に言ってもらえるの、凄く嬉しいです。うちのお母さんも、バンさんの事は凄くいい人だねって言ってくれてて、あたしよりもお母さんの方がバンさんの事気に入ってるし。』

そんな話をしました。

もはや、付き合うかとか告白しますとか、そういった次元の話でもなくなりました。

いつもは彼女は、朝方帰るのですが、

その日の夜は、彼女はうちに初めて泊まりHまでする事になり、お互いの距離がさらに縮まりました。事実上付き合おうという事になりました。

それから、2週間か3週間かが経過したある時、

彼女から連絡がありました。

『ちょっと話たい事があるので、会える?』

『どした?全然いいよ!』

会って話してみると、

『実は言ってなかったんだけど、私、アメリカに前からずっと留学したいと思ってて勉強してたんどけど、今回、アメリカのいい大学に合格しちゃったから、留学しようと思って。ここは、うちの大学でも今まで誰も受かった事がない大学で、そんなせっかくのチャンスを活かしたいとも思ってて。。お母さんもバンさんにちゃんと話すれば理解して応援してくれるはずよって言ってて。。』

『まず大学に合格したのはおめでとう!凄いやね!でもマジかぁ〜で、どうするの?』

『行こうと思ってる。。結果が出るまではどうなるか分からなかったので、黙ってたんだ。。ゴメンね。。』

『そっかぁ〜。で、行くとしたらいつからなの?』

『それが結構すぐで、来月の頭にはもうアメリカに行かないといけなくて。。』

『えっ⁉︎あと10日くらいじゃん。。なんでもっと早く言ってくれなかったの⁉︎で、どれくらい行ったら帰って来ないの?』

『いいづらくて、ギリギリまで引っ張っちゃったの。。行ったら、3〜4年は帰って来ないと思う』

『まぁ、でも連絡取り合って、間は空くけど、会えるタイミングで会えばいいんじゃない?』

『それが、私の性格上、好きな人がいると、近くにいないとダメなの。。だから、アメリカに行ってバンさんと付き合ってると、私絶対にすぐ帰って来ちゃうの分かるから。。だから、やっぱり付き合っているのが出来ないかも。。私自身の夢でもあったから、この大学に行くというのが。許してくれる?』

『分かったよ。◯◯がそこまで言うなら、そうしたらいいと思うよ!◯◯の夢叶えてこいよ!』

『その代わり、最後に来週2人でどっか行こう。それから、出発の日は成田まで送る。それはいいね?』

『うん。ありがとう!バンさんに話して良かった。ほんのちょっとだけだけど、付き合えて良かった』

そして、最後のデートをして、出発当日彼女を成田まで送った。

彼女は、アメリカに旅立った。。

『結果的には微妙な形で振られたようになった』

『俺の恋愛っていつもこんなんばっかだよな。。』

そんな事を思いつつ、彼女を送った帰りに、

このまま家に帰りたい気分にならなかったので、

1人でドトールコーヒーへ入った。

ここで、今までのしくじり恋愛の回想をする事になる。

次回へ続く……。

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