3回90kg→30kgダイエットで気づいた「痩せるためには、辛いことをしなくてはならない」という幻想
Kanesakuと申します。私は現在40歳で、「汚部屋」脱出、ダイエット、病気などの経験を通して心理学に出会いました。
中でも社会心理学に傾倒し、環境から作られる心や身体について研究したいと思い、働きながら大学院への進学を目指しています。現在、私は、こんな感じ↓です。
そして、昔は……
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こんな感じでした。
幼い頃から肥満だった私は、減量とリバウンドを繰り返し、3回の90kgを経験。
20代まではいわゆる「がまんのダイエット」で無理やり痩せていましたが、30代に入ると体が無理に耐えられず、体を壊してしまい、やっと健康的に痩せる大切さに気付きました。
そして、健康に痩せられるため、根性論頼りではないダイエットをするために、勉強と研究をして、減量に成功しました。
「痩せるためには、辛いことをしなくてはならない」という幻想
ダイエットを学び、研究をすればするほど、健康や美容を目的とした減量では、実は、がまんなどの「辛い」ことは必須ではない、という結論にたどり着きます。
まあ、そもそもの話、「辛い」という気持ち自体は脂肪を燃焼する条件には含まれないんですよね。
ひとつ例を挙げます。以下の画像は1日の消費カロリーの内訳です。
(内訳説明)
・基礎代謝:動かなくとも、呼吸をするなど生きているだけで消費されるカロリー
・生活活動代謝:動くことによって消費されるカロリー
・食事誘発性熱産生:食事を消化・吸収することなどによって消費されるカロリー
……となり、「辛い」という要素は1%も含まれていません。
「……っていうか、その“カロリーを消費 ” のためにすることが辛いんがじゃねえかァァァアアア!」となるかもしれません。
しかし、ダイエットに限らず、「辛い」でも「楽しい」でも、物ごとへのイメージは、ただ単に、人間が後付けしているものではないでしょうか。何かに対して自分がイメージを思い描き、そう決めつけてしまっているというか……。
ぶっちゃけ、理論的な条件を満たせば、苦しかろうが楽しかろうが人は痩せます。「辛いことをする」と「痩せる」は必ずしも表裏一体ではないのです。
だからといって、前向きに考えて楽しくやろうよっ(キラキラッ)といったことを言う気は、全くありません。
もし、怠け者(私がコレ)であれば、怠惰を戒めるのではなく、怠け者のまま行動できるテコ入れをすればいいし、もし、メンタルが弱ければ(私がコレ)、メンタルを鍛えるのではなく、弱いままで進める方法を選べば良いだけの話なんです。
私は超マイナス思考の後ろ向き人間で、何度ダイエットにトライして頑張ってみても前向きに変われる気がしなかったので
と開き直ったことがダイエットに功を奏したことのひとつでした。
……となるかもですが、まあ、怠け者であろうがメンタルが弱かろうが誰でもダイエットは出来て、減量を然るべき方法で成功させて、健康になったもん勝ち、ということです。
で、肝心の痩せる方法は?
これはもう、きちんと食べて、脂肪を燃焼できる体づくりをする! といった正攻法に尽きます。
残念ながら、巷に溢れる「○○をするだけで痩せる!」みたいな裏技なんでありません。
だって、ほとんどの場合、太るときは(病気などの特殊な理由を除き)、食べ過ぎるなり、動かないなり、裏技ではなく正攻法で太ってしまったのですから。
やはり、正攻法で太ってしまったものの正攻法でしか解決出来ないのでは、と思います。
もちろん、「○○をするだけで痩せる!」のようなキャッチ―な方法は、一時的に体重を減らしたり、痩せることは出来るかもしれません。しかし、その後ずっとキープを出来るか否かは疑問なわけです。
正攻法の具体的な方法としては、本1冊になるレベルでここでは書き尽くせないので、管理栄養士の梅原祥太さん、『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者である森拓郎さんのtweetやブログがかなり参考になると思いますので、おすすめです!
いかがでしたでしょうか?
奇麗になりたいという前向きな思いはとても良いことですが、それ以上に健康であることが大切で、そんなどこでも言われている、聞き飽きたであろう当たり前のことが身に染みるまで25年かかりました(太っていない青春時代を過ごしてみたかったです)。
もしダイエットをするならば、何よりも自分と自分の体を大切にしてほしい、と心の底から思っています。
みなさんのダイエット、そして人生が輝いたものになりますように!
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紆余曲折ありの25年のダイエットを動画にまとめました。ご興味をお持ちいただいた方はぜひ以下よりご視聴いただければうれしいです!
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(ダイエット以外にも、婚約→いろいろあって太ってしまう→婚約者の●●→婚約者の■■から浮気が発覚......などの話も盛り込んでいます)
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