働き始めて半年経ち、そろそろ日雇い労働者と名乗っても良いような気がします。(1/3)

1.「日雇い労働者」って何?


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Wikipedia「日雇い」より抜粋

日雇い(ひやとい)とは、雇用形態のひとつ。一日限りの有期労働契約でやとうこと。またはそのやとわれる人。

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ご縁があって、大学3年から卒業直後まで大阪市西成区(日雇い労働者の街として歴史が古い。)に通っていた頃、現役の日雇い労働者のかたがたと知り合うことがありました。


Aさん
元々は全く違う職業やったけど、今の暮らしはとても気が楽。一日体を動かして働いて、そのお金で、気の合う人と、夜ごはんに好きなものを食べに行くねん。

その話を聞いて、最高だなと思いました。配属された現場で目いっぱい動く。働きに行きたくない日は休んでも良いんだ。肉体労働は今日やったことの成果が目に見えて現れるからシンプルな達成感があるだろうと。同じ現場に通い続ける必要がないかもしれないし、仕事の人間関係も最低限で済むだろう。とっても自由だなと。


日雇い労働を終えて年金暮らしを始めたばかりのお爺さんが、自分の描いた絵の展示準備をしているところに出くわしました。

Bさん
これから画像編集ソフトを覚えるんや!知り合いのDMを作って収入にするつもり。

新しいことに挑戦する元気があるし、姿勢が良く健康で、自分の体をよく知っている感じがしました。


日雇い労働者の父親が家族を養っていた、という男性にも会いました。

男性
僕は父の仕事についてコンプレックスがあったし、君のような若い人たちが、どうしてこの街に来るのか分からない。

私もその頃は、何となく来ていました。どうして西成区に通っているのかと言えば、

わたし
外国からの旅行者が多く、色んな人が生活していて、セクシュアリティなど様々な価値観に対しても許容の広い街で居心地が良いから。

と答えていました。もちろん挙げようとすれば理由のかけらはいくつもあります。たとえば、関西や大阪市内がとっても肌に合い大好きです。

この頃は大学生で、就職が決まっていたので、日雇い労働者を経験できることはないかもしれないと思っていました。


また、日雇い労働といえば「直射日光の下で重い土嚢を運ぶ」というイメージがあり、体力に自信のなかった私は、今すぐ始めようとは思えませんでした。当時は日焼けにも弱く、すぐに赤くなって痛みを伴いましたから。インターネットで検索してみても、戸籍上女性である私が働ける日雇いの仕事は見つかりませんでした。日雇いの現場に無理に押し掛けるとしても、男性ホルモンを投与して筋肉を増やしたりしない限りは、とても肉体労働に従事できないだろうと思いました。


ということは、どうしても職を失ってしまった場合は借金するしかないのかな、今の社会では戸籍上の女性は日雇い労働ができないのか、と思いました。

(続きます)

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