2017年11月3日~26日 写真家 長谷川美祈さんの【Internal Notebook】写真展を開催いたします

前話: 写真家 長谷川美祈さんの最近のご活躍と私が勢いで世界の○○に出ちゃった話

会場はReminders Photography Stronghold Gallery

京都墨田区東向島2-38-5(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)となります。

以下、フェイスブックのイベントページに公開されている内容を転載いたします。フェイスブックのアカウントをお持ちの方はイベントページをご覧ください。

※English text comes below

※展示期間は11/26までとなります。FBイベント期間設定上の都合により表示が不正確になっておりますのでお気をつけ下さい。


Reminders Photography Stronghold Galleryはいよいよ今年の11月に5周年を迎えます。今年の記念企画展には長谷川美祈 写真展『Internal Notebook』を開催いたします。

長谷川美祈は2015年度にRPSで開催されたオランダのブックデザイナー、トゥーン・ファン・デル・ハイデンとサンドラ・ファン・デル・ドゥーレンが講師を務めたPhoto Book Master Classに参加し本作『Internal Notebook』の前身となる『Quiet...』に取り組みました。その後RPSの後藤由美によるメンターシップで更に推敲を重ね、本作『Internal Notebook』が完成しました。

およそ2年の歳月をかけて完成した手製本の刊行および写真展になります。

Internal Notebook

 2016年3月、日本小児科学会は全国で350名の児童が虐待によって死亡したという推定を発表した。厚生労働省での集計では、無理心中も含む児童の虐待での死亡は年間90人前後だった。260人もの児童の死亡は見逃されている。

 3歳から暴力、暴言を受けて育った女性は後遺症で聴覚を失った。5歳の時、父からの暴力で弟を亡くした男性は、その後も暴力を受け続けた。小学校2年生で一万円札だけを置かれ、一人で生活をし水道、ガスが止められた女性は、自ら児童相談所に助けを求めた。

 私が出会った彼ら、彼女らは言う。「私には目に見える大きな傷やあざは残っていない。長年受け続けた暴力や暴言、精神的な支配、性暴力、人格否定、ネグレクトは目に見えないけれど消えることのない大きな傷を残している。悔しいけれど、この苦しみは誰にも分からない。」と。皆、うつ病を発症したり、自傷行為、解離、パニック、PTSDなど様々な疾患を呈するが、その傷は、見ようとしなければ見えない。そして、理解されない心の苦しみをノートに綴り続けていた。

 「Internal Notebook」は、虐待を受けて育った子供たちの内面的な心の叫びのノートである。私は彼、彼女らが綴った日記やノートと共に、現在の肖像を撮影した。また、子どもの頃の写真や、当時の記憶を呼び起こす物から親たちの存在を表そうと試みた。しかし、そこから想像出来る親たちの存在は、私達と何も変わらないように思えた。

 この本の中にあるのは、親への憎しみや恨みだけではない。 自分への怒り、どうにもできない悲しみ、それでも親を赦さなければいけないのではないかと自分に問いながら必死に生き続ける姿だ。そこには、自らを苦しめたのは親以外の社会の大人でもあったという事実も見えてくる。

長谷川美祈

日時:

【Part1】2017年11月3日(金)~ 2017年11月12日(日)

【Part2】2017年11月15日(水)~ 2017年11月26日(日)

※【Part1】と【Part2】と展示の構成を変更します。その為

11月13日、14日はギャラリーはお休みとなります。ぜひ、【Part1】と【Part2】と両方の展示をご覧ください。

(※13:00~19:00、会期中11/13,14以外無休、入場無料)

◎イベント:

●オープニングレセプション・アーティストトーク

  日時:2017年11月3日(金)午後6時から

開催場所:Reminders Photography Stronghold Gallery

住所:東京都墨田区東向島2-38-5(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)

●墨田区主催 虐待防止講演会「虐待されるということ」

日時:2017年11月8日(水)午後6時から8時まで

開催場所:すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)B棟2階 

マスターホール

住所:東京都墨田区東向島2-38-7

(Reminders Photography Stronghold Gallery 隣)

※講演会参加希望の方は10月2日から11月8日までに墨田区子育て支援総合センターへお申し込みをお願い致します。

Tel :03-5630-6351

※講演会終了後、Reminders Photography Stronghold Galleryにて特別に写真展をご覧頂けます。

●クロージング・アーティストトーク

日時:2017年11月25日(土)午後6時から

開催場所:Reminders Photography Stronghold Gallery

住所:東京都墨田区東向島2-38-5(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)

皆様のお越しをお待ちしております。

※写真集販売に関するご案内は間もなく告知させて頂きます。


Reminders Photography Stronghold is organizing Miki Hasegawa's exhibition "INternal Notebook" in November.

++This exhibition runs until Nov 26th. Please mind the date as FB only accepts event setting up date up to 2 weeks.

Reminders Photography Stronghold Gallery is celebrating their 5th year in 2017. For the anniversary special photo exhibition, RPS will present “Internal Notebook” by Miki Hasegawa.

Hasegawa designed the book “Quiet…” at Photo Book Master Class, instructed by Teun van der Heijden and Sandra van der Doelen, held at RPS in 2015. During next 2 years, she developed and completed the book design into this “Internal Notebook” with the mentorship of RPS artistic director, Yumi Goto.

Internal Notebook

In March 2016, the Japanese Academy of Pediatrics announced that they estimated 350 children across the country died due to abuse. According to the Ministry of Health, Education, and Welfare’s tally, roughly 90 children per year die due to abuse, including forced double suicide. So 260 children’s deaths are being overlooked. 

This girl, who experienced violence and abusive speech in the home from the age of 3, is suffering hearing loss as an aftereffect. This boy’s younger brother was killed by their father when he was five, and he continued to suffer physical abuse after that. When this girl was in the second grade, she was left to live alone with only a 10000-Yen note, with no water or electricity supply, and she personally requested help from Child Services.

The men and women who I met told me : “I wasn’t left with any large, visible scars or bruises. The physical violence and abusive language I experienced for many years, the mental control, the sexual abuse, the negation of my individuality, and the neglect, aren’t visible, but they leave major scars which don’t go away. It’s hard to take, but other people can’t see this pain.” They suffer depression, self-harm, dissociation, panic attacks, PTSD, and other ailments, but one cannot see these injuries unless one actively looks for them. And they have written in notebooks about their hard-to-understand emotional pain.

The “Internal Notebook” is a notebook of the emotional cries of children raised in abusive homes. I have taken portraits of them, along with the diaries and notebooks they have kept.

I have also tried to show what their parents were like by arranging their childhood photographs and important possessions that evoke memories of those days. It seemed to me that their parents were no different from the rest of us in thinking that we were normal parents.

The people in this book do not only feel hatred and resentment toward their parents. There are those who feel anger at themselves, unchangeable sadness, and even question whether they must forgive their parents as they desperately keep themselves alive. So we can see that the ones who tormented them were not just their parents but other adults in society as well.

Date:

Part 1 Nov 3, 2017 (Fri) - Nov 12, 2017 (Sun)

Part 2 Nov 15, 2017 (Wed) - Nov 26, 2017 (Sun)

*Gallery will close on Nov 13 and 14 for the change of installation. We recommend you to see both Part 1 and 2.

Time:

13:00 - 19:00

Free entry

Gallery is open everyday during the exhibition

Event:

Opening / Artist Talk: Nov 3th, 18:00-

Closing / Artist Talk: Nov 25th, 18:00-

Location: 2-38-5, Higashimukojima, Sumida-ku, Tokyo, Japan

5min from both, Hikifune station and Keisei Hikifune station.

map is available from .

We look forward to seeing you at the gallery.

*Announcement of the photo book sales will follow shortly.


やっと日程を公開できたことに、安堵の思いが込み上げて来ます。

ここまで辿り着けたのは、多くの方のご協力やご支援のおかげです。

11月の開催日まで残された時間の中で、このプロジェクトが成功するように今後よりいっそう努力して参りたいと思います。

プロジェクトに関わった被写体の人生は、誰の人生なら軽くて誰の人生なら重いなどと比較することはできません。どの被写体も凄惨で過酷な状況を生き延びて今日に至ります。

私たち被写体は「児童虐待」を経験した立場の共通点があり、それぞれに個別性もあります。

一人ひとりの人生から「児童虐待とは何か?」と考えて頂くと同時に児童虐待を生き延びて来た「それぞれの人間の個性」にも焦点を当ててご鑑賞頂ければと思います。

「児童虐待」は今の日本の社会の中で現実的に起きている事象であり、世界的に多くの大人が経験していることでもあります。

私は自分の人生経験を少しでも社会還元したいと思い、このプロジェクトに参加しました。

私たち被写体の人生がこれからの児童虐待防止の取り組みのヒントとなることを願わずにはいられません。

プロジェクトの内容にご関心を持って頂きたいのはもちろんですし、世界中で活躍されている写真家さんの芸術性の高い作品に触れる滅多にない機会でもあります。

写真集の作風と写真展の構成は違ったものになっているのも見所です。

紙面を飛び出し、空間を活かした写真展でしか味わえない体験を多くの方にして頂きたいと思っております。


今年の児童虐待防止月間の11月3日~26日まで

Reminders Photography Stronghold Galleryで開催いたします

 写真家 長谷川美祈さんの【Internal Notebook】写真展をどうぞよろしくお願いいたします。

皆様のお知り合いで教育関係者や教育にご関心のある方・現在子育て中の方々にもお声がけして頂ければ幸いに思います。

多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております。


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