第四章 手の平返し

前編: 第三章 僕の中の悪魔


そして中学に入り僕は家にいるときは一日中自分の部屋にこもるようになりました。


ご飯すらもすべて部屋に持っていって一人で食べました。


早く一人暮らしがしたい、


この家族と早く関わりを無くしたいと思いながら生活していました。


そして中学3年の夏休み前でした。


高校入試に向けて模試の結果が出て三者面談をした時のこと。


僕の母は地域で二番目、偏差値50後半くらいの高校を出ていました。


僕にとってそのとき母より学力の低い高校に行くことほど屈辱名的なことはありませんでした。


なので志望校の欄に地域一番、県内でも当時トップの高校名を書き込みました。


ですが、結果は散々なものでした。


地域で下から数えたほうが早い高校ですらs~fの判定で最低のfでした。


先生は夏休み頑張りましょう!


と言った感じで特に志望校のことについては触れていませんでした。


母親も俺のことは全く相手にしていませんでした。


その志望校を母が知ったとき、


家族は笑って無理だと言うようなことを言っていました。


本当に悔しくて僕は夏休みは一日15時間勉強し、


ありとあらゆる教材を解き、暗記しました。


その結果、夏休みが終わった時の模試で志望校の判定はa判定になってたのです。


そのことをきっかけに家族の僕に対する反応が変わっていきました。


今まで自分で部屋まで運んでいたご飯はすべて部屋の前まで運ばれてくるようになり、


食べ終わったら出しておいてねと言われるようになりました。


ご飯も、一緒に食べようよと言われたりしました。


その言葉一つ一つに怒りや、憎しみ、気持ち悪さしか湧いてきませんでした。


更に入試まえの最後の模試では250点満点中、246点を取るまでに成長しました。


そして入試は合格し1番の志望校に通うことになりました。


合格が決まったあとは、今まで一度も見たことないようなキラキラした目で俺を見て、


欲しいものはないか聞いてくるようになりました。


正直、親に褒められることは嬉しいです。

でも、心の何処かで嬉しいと感じてしまっている自分に腹がたちました。


吐き気しかしませんでした。


そして、その気持ち悪い笑顔をひねり潰して苦しませたいとすら思っていました。

そう思う事をしないと自分の精神を保てなかったのかもしれせん。


それからと言うもの僕に対する家族の反応は完全に変わりました。


僕に投資するようになったのです。


その時僕はこのクソみたいなやつを利用してやろうと思いました。


受けられる恩恵はすべて受けて利用してやろうと。


ですが、今までに比べお金や物は増えて行くのに心は荒んでいきました。


心はどうしても満たされなかったのです。


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