第八章 「借金を笑い飛ばせ!」

前編: 第七章 借金俳優“稲生亮生”あらわる
後編: 第九章 ここから始まる

いくら俳優を再開すると言っても、借金がある中でどうやって生活していこうかと、

精神的にも行き詰まっていました。

そんな時でした。

以前からネット上で話題になっていた

「自分の1日を50円で売るホームレス」の小谷さんのニュースをネットでたまたま見かけました。

ホームレス小谷さんは

元芸人さんで、ホームレスをしながら50円で自分を売ってなんでもやるという企画をやっています。

ホームレスになって50円で自分を売って生活しているというのに、いく先々で寿司を奢ってもらい、ホームレスになる前より10キロ太って、

さらにTwitterのフォロワー女性と結婚までしたという生き方自体がオモシロすぎる方です。笑

この奇天烈な生き方をしているホームレス小谷さんにとにかく会ってみたい!

そんな思いが沸々と湧いてきて、次の瞬間僕はすぐさま50円の購入ボタンをタップしていました。

〜〜〜

小谷さんと会う当日のこと。

特に何かしてほしいことがあるわけではなかった僕は

小谷さんに自分の置かれている現状をありのまま話してみました。

俳優を一度は辞めたこと

お金が入って調子にのったこと

事業が破綻して借金を背負ったこと

また俳優を再開したいということ

本当にありのままを話したのです。

僕にとって人生初めての借金でしたし、正直内心は絶望しかなかったこの状況を

小谷さんは

「めっちゃおもろいやん!」

と言いました。

自分で悔いていた、

遊んだ時期、

投げやりになっていた時期、

それらを聞いて「最高やん!」

と言ったのです。

「そんな経験しようと思っているできるもんじゃないし、おもしろぎ!」と。

え??

おもろいやん?

最高やん?

小谷さんの口からでる

予想もしない反応の数々に驚きながらも、

なんだか救われた気がしたのでした。

そしてまた僕の心に勇気がぐんとみなぎってきました。

と、次の瞬間

僕は唐突に

「50円で僕を買って何か依頼をしてくれませんか?」と小谷さんにお願いをしていました。

完全に小谷さんの真似事“50円依頼”を始めてみたのです。

そうすると小谷さんは少し悩んだあと、

「じゃあその借金を笑い飛ばして!」と言ってきました。

50円依頼の内容が

「僕を50円で買ってくれ」という

普通に考えたら失礼な話かもしれない。

でも、

そんな僕の無茶な依頼を躊躇なく買ってくれ

さらにはその依頼内容が

「その借金を笑い飛ばして」ですよ??

粋な男過ぎますよ小谷さん。笑

ホームレス小谷さん曰く

せっかく借金背負いながら俳優やってるんだからその2つを結びつけない手はないと、

「借金もコンテンツってやつにしちゃえばええやん!」

まさにピンチをチャンスにと言うのはこのことでした。

その瞬間、逆風が追い風になったような、

爽快な気分でした。

そして、借金をせっかく背負ったんだから

もうこの借金はバイトじゃ返済しないと決めました。

そこでまずは50円で俳優としても、なんでも屋としても自分を売ることを決め俳優便と名付けました。

これが

「俳優便」の誕生した瞬間です。

そして俳優としての稼ぎか、50円依頼の稼ぎだけでしか借金を返済しないと決めました。

借金俳優、稲生亮生の誕生です!

ですが人生そんなに上手くいくわけもなく

そこからが茨の道になるとは、、、

続きのストーリーはこちら!

第九章 ここから始まる

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