僕と不動産投資と父の蒸発

はじめに

自慢の両親

突然の蒸発

女手一つで育ててくれた母

仲間をくれた不動産投資

あなたを救いたい。


はじめに

青山学院大学在学中に本田 健 著「ユダヤ人大富豪の教え」、ロバート・キヨサキ 著「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだことから、セールスの達人になるとの教えに多大なる影響を受け、2001年、19歳の若さで、主婦向け教材販売会社にて営業マンとして初めてビジネスの世界に入る。

詳しくは、 ”貧困家庭で母子家庭だった僕が名門大学に入学し、在学中にトップ営業マンになった話。全6話” をごらんください。

2014年5月に4年間勤めた情報機器販売会社を退職して起業し、 現在はK.TAKASHIコンサルティング株式会社の代表取締役です。 独立して4期目を迎えています。

今は1月平均180万円の利益が僕の口座に入ってきます。 働いているのは1月10分くらいです。

お金と時間の両方を自由に使える生活を手に入れ、 今僕は悠々自適な生活を送っていますが、 これまでの人生も決して順風満帆ではありませんでした。

その一つに両親が離婚するという出来事があります。

僕が6歳の時に両親が離婚しました。

個人事業主だった父親が突然、蒸発したからです。

今でもあの日のことを思い出すと、どうしようもなくやり場のない感情が蘇ります。 心にぽっかりでっかい空洞ができてしまった出来事です。

いくら自由に時間を使って、お金を使って今まで我慢していたことを、 何も我慢せずに好き放題遊び散らかしても、 あの時の悲しみ、極貧家庭、母子家庭になったという悔しさが消えることはありませんでした。


自慢の両親

僕の家族は父と母と姉の四人家族。

父は自動車整備、自動車板金・塗装の個人事業主でした。

地元の人たちの自動車が通行支障なく稼働するために、メンテナンスや修理、診断、車検業務を行うプロの自動車整備士です。 僕のうちの稼業は、町の整備工場として地元の人たちに好かれていました。

そして父と母はとても仲が良かった。

子供の僕からして見れば、自慢の両親だったんです。

うちはお金持ちでもなければ、ひどく貧しくもなく、毎日がそれなりに楽しい、 普通の日常を送っていました。


突然の蒸発

僕の父がある日突然、多額の借金を残して蒸発してしまいました。

女手一つで育ててくれた母

小学校時代、中学生時代、勉強がそこそこ得意だった僕は勉学とは別に、野球にも打ち込みました。

「野球でプロ野球選手になってお金持ちになろう」

と思っていたのですが、母が女手一つで育ててくれていた頃、もう野球で上に行ける才能がないのは気づいていました。

このままでは将来がヤバいと本気で思うようになりました。

女性で会社員をする母の収入では私立の高校や大学は厳しいんだろなと感じていたので、東大合格者数全国トップクラスの公立の高校を受験することにしました。

一念発起して勉強に打ち込みましたが合否は不合格でした。 結果、地域で進学校といわれる私立の高校へ進学しました。

それから母に無理言って、奨学金を借りてもらい、1浪の末 青山学院大学へ入学しました。

母には感謝しきれません、離婚して稼ぎ手が一人になってお金もないのに私立の高校に通わせてもらって、大学の方は500万円くらいかかりました。

最初は、うちにはお金がないから私立の学校には行かせられないだろうって母は僕に言ったんです。 でも進学させてくれました。

なんだかんだ僕のやることを支援してくれたんです。 大学だって東京に行ったので、仕送りしてくれました。

だから必ず結果で返すんだって思いました。 そういう感じで、感謝を結果で返し続けて親孝行しようと心に誓いました。


仲間をくれた不動産投資

父が蒸発して、極貧家庭になって、あたふたしていた時の僕と同じような人に何度も会い、 現実、社会の厳しさ、老後、年金の不安、会社の激務、そんな厳しい環境におかれて昔の僕みたいに立ち往生している人がたくさんいることに気がつきました。 

現実を全く受け入れることができず、あたふたしてしまっている人がいっぱいいます。

僕には他人事にはどうしても思えないんです。 どうしても無視することができないんです。 僕は、その人たちをどうにか助けたい。


あなたを救いたい。

そういう人たちを見ていると、どうしても自分のことのように思えてしまって、 僕の人生を変えてくれた不動産投資を教えることを始めました。

それから、どんどん大切な仲間が増えていき、徐々に心の穴は埋まっていきました。 不動産投資は僕にそんな大切な仲間をくれたのです。

かつて、父の蒸発を経験した6歳の時の、心に決意した 「もうお金に不自由したくない」という気持ちとは逆に、 僕は幸せになれる人たちを増やしていくという結果に巡り会えたのです。

本当に信じられる大切な仲間が手に入れば絶対に幸せになれる。

これも全ては、

「自分で不動産投資をしよう、起業しよう」 と感じ、これまで不動産投資を通じてたくさんの人と通じ合うことができたからだと思います。

(終わり)


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