サッカーに浸った中学時代。

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〝変化と結果〟

今思うと、そんな自分の姿をチームメ

イトは見てくれていたんだと思う。

彼らからも愚痴は聞いたことはほとん

どなかったし、

例えば、シュート練習の場合、

誰が数多く決めるか競い合うように

自然となっていった。

そのおかげで、全体としての一つの

練習に対する質が上がっていたと思

う。単純に学校の外側を10週する

練習にしても1番を競い合ったりし

た。

この練習の質の向上は試合にもで始

めた。

今まで点を取れなかったチームには、

点を取れるようになり、

勝てなかったチームには勝てるように

なったり、一変した。

大会にも結果を起こせるようになった。


〝そして自惚れ〟

ある大会で結果をだしたトキ、

市で3位を決める試合の日程がぼくら

の体育祭と重なったしまった。

相手チームには無理を言って、

体育祭後の試合となった。

その頃の校長は部活動にあまり関心が

なく、どちらかというと勉学重視の考

えだった。

だから、ぼくらが途中で抜け出すこと

をとても反対した。

顧問やぼくらの親がなんとか説得して

くれて体育祭後の表彰式は出ずに親た

ちが車を出すことで話がつき、

ことなきを得た。

今でも感じるのが、

そのトキのヒーロー感。

ぼくは自分が、このチームが誇らしかっ

た。その試合の結果は3位だったが、

自分のサッカー人生の中で1番の試合

だったと思っている。

そして県大会。ベスト16で敗退して

しまったけど、充実感はすごかった。

しかも、またもや学校行事と重なるこ

とに。

2回戦の日に修学旅行と重なってしまっ

た。だから、ぼくらは他の生徒から遅

れて現地入りすることとなった。

これが最大の失敗となる。

試合には勝ち、同行できなかった顧問

に報告することが楽しみで、みんなに

そヒーローっぷりを見せつけることで

ぼくらの頭の中はいっぱいだった。

新幹線の席で付き添いの先生の注意も

聞かず、周りの迷惑の顧みず、俺らは

すげぇんだぞ!と見せつけるかのごと

く髪をヤンキーのようにしてる奴もい

れば、とにかく大騒ぎをした。


完全に周りが見えていなかった。。。

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