ブラック会社員が6棟59世帯の大家さんになれた話③(証券会社編)

前編: ブラック会社員が6棟59世帯の大家さんになれた話②(不動産会社編)
後編: ブラック会社員が6棟59世帯の大家さんになれた話④(不動産投資スタート編)

新卒で入った不動産会社を3年弱で退職した私は、実家に帰り転職活動をしました。転職する際は、転職先をあらかじめ決めてから退職することが多いと思いますが、当時の支店長と喧嘩しながら勢いだけで退職してしまったのです。もう一秒でも早くこの職場から離れたい気持ちでいっぱいでした。

 

そして、退職後は時間があったので、同じ営業職を探していました。業界の第一希望は、投資関係の仕事が良いと思っていて、これは自分も投資をする側になりたいと思っていたからです。

 

そこで、投資と言えば証券会社だと思い、求人を探してみるものの、経験者の募集うばかり。そこで、他の業界の仕事も探していたのです。例えば、人材派遣会社です。

 

地元の中小企業ですが、以前の不動産会社と比較すると、会社の規模も小さく自分にも上を目指しやすいのかなと思っていました。

 

しかし、そのことを父親に話すと、良い顔をしませんでした。親として、もっと大企業に勤めてほしいという気持ちがあったのかもしれません。

 

当時の私は、このクソ親父は自分のことなんか何も考えていない奴だと思い、親子関係は最悪でした。でも、今思うと、親がそのように思うのは当然だと思います。

 

自分が親になって思うことは、やっぱり子供には経済的なことで苦労してもらいたくないです。

 

だから、父親は大企業をすすめたと思います。私も自分の子供が会社員を目指すなら、中小、零細企業よりは少しでも大企業へ就職することをすすめます。

 

なぜなら、大企業に勤めているほうが社会からの信用力があり、銀行から資金調達もしやすくなるからです。

 

しかし、その時の私は、そんなことは考えられませんでしたし、感情だけで物事を捉えがちでした。

 

そして結局どうしたかというと、運良く大手証券会社が未経験で営業職を募集したこともあり、すぐに採用試験に申込み内定をもらうことができました。

 

なぜ、大企業を選んだかというと、やっぱり親のことを考えてだと思います。

 

父親からは大企業をすすめられ、母親はそこまで言われませんでしたが、内心は大企業のほうがいいと思っていたはずです。その気持ちに応えたいと思ったのでしょう。

 

このことを考えると、親が過剰に子供に期待しすぎると、子供はその期待に応えなければならないと自然と思ってしまうのかもしれないですね。

 

自分の子供には、好きなことを仕事にしてもらいたいので、過剰な親の期待はせず自由に仕事をしてもらいたいものです。

 

将来子供が仕事をはじめる時は、親としての考え方や経験は伝えて、自分の好きなことを仕事に就いてもらえるといいなあと思います。

 

そして、内定をもらった私は、入社まで数か月時間があったので、アルバイトしました。

 

何のバイトかというと、「土方」です。まだ若くて体力もあったので、人生の経験として、やっておこうと思ったのです。

 

その仕事の内容は、川の土手作りです。私は重機が使えるわけではないので、スコップを使ったり、土を滑車で運んだり簡単な雑用です。

これが本当にきつかったです。精神的にではなく体力的にきつい。腰は強烈に痛くなり、全身筋肉痛になりました。

 

 

青森から出稼ぎに来ていた60代のおっちゃんは私と同じ仕事をして、慣れた手つきで仕事をしている姿には驚きました。この時の日給は8000円。お金を稼ぐって本当に大変だなと痛感したのです。

 

 

そして春になり、証券会社での仕事が始まります。仕事内容は中小企業のオーナーや資産家、60代前後の退職者向けに金融商品の提案営業です。

 

やることは以前の不動産会社と同じで、飛び込み営業、電話営業です。最初の1年目の成績は最悪で、もうクビになるのでは噂されるぐらい営業成績が悪かったのです。

 

しかし、2年目に転機が訪れます。それが結婚したことです。高校から紆余曲折しながらも付き合っていた今の嫁と結婚することになり、このままではいけないと思って、気持ちを改めて仕事に集中したところ、営業成績は劇的に改善しました。妻のパワーはすごいですね笑。

 

その翌年には長男が生まれ、幸せな家庭を築き始めました。その後は次男も無事に生まれ、仕事も家のことも順調でした。

 

しかし、私の心の中では、充実感とかが欠如している感覚がどうしてもあったのです。その時の仕事は、不動産会社の時と比較すれば、帰社時間も早くなり土日も休み、上司からのパワハラやセクハラもなく労働環境が良かったほうかと思います。でも、自分の心にはぽっくり穴が開いているような気がしてなりませんでした。

 

 

よく原因を考えてみると、労働環境は改善したものの営業の数字を毎日追求されたり、無理なノルマがあったり、上司に言いたいことが言えなかったりして、思ったことがあります。

 

それは「もっと自由に働きたい、ストレスのない生活ができのか」と本気で考えるようになったのです。

 

年収は毎年右肩上がりであがっていきました。でも、もっと時間を自由に使えて、会社の細かい制約に縛られずに生きていきたい、人生1回しかないし・・そう思ってまずは副業から始めてみることにしたのです。

 

今は不動産投資をしていますが、それにたどり着くまでにいろいろ試しました。せどり、アフリエイト、ラーメン屋のバイトなどです。どれもうまくいかず、一番ひどかったのが、あるネット商材に50万払ったのですが、1円も売り上げがなく、支払いをした会社は倒産・・おそらく計画倒産だと思います。そのような詐欺にあってしまったこともありました。

 

起業したいなと思ってもやりたいことがあるわけではないし、妻子がいて、住宅ローンもあていきなり起業はきつい、どうすれば副業で収入を得られるのか悩んでいたんですね。

 

すると、本屋に行ったときに不動産投資の本を初めて手にして立ち読みしました。

 

会社員でも始められる、銀行がお金を貸してくれるから大金はいらない、管理は管理会社が全てやってくれるから手間いらず、そのように本には書いてありました。

 

読んだ瞬間に「これだ!」と思い、すぐに数冊本を読んで物件を探していきます。そして、ここから新卒でブラック企業に入社し、転職後も充実感を得られなかった私の逆転劇が始まっていきます。


いよいよ次回は最終話で、私がどのように不動産投資を始めたのかが明らかになります。


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ブラック会社員が6棟59世帯の大家さんになれた話④(不動産投資スタート編)

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