22歳上の彼女と暮らして見えた母の姿

次話: 22歳上の彼女と暮らして見えた母の姿②

僕は、普通のどこにでもあるような家庭に育った。

 

小さい時はとてもシャイで人見知り、あまり自分の意見をいわなかった。

外ではそんな様子だったし、家でもそこまで自分のことをべらべらと喋る子どもではなかったらしい。そして何かあれば、すぐに泣いていたような記憶がある。

 

小学校高学年の時は、すごく心が病んでいたことを覚えている。

 

学校や部活ではニコニコしていたけれど、家に帰ると、笑顔どころか無表情の自分がいた。周りのみんなに合わせることに必死になっている自分がいて、本当の自分の気持ちはあまり言ったことがなかったように思う。

 

そんな高学年の時、僕の家での状況はというと

 

最悪だった

 

親には暴言、自分の誕生日には拗ねる、勉強机の天板一面には彫刻刀で掘った「死ね」の大量文字(完全にキチガイ(笑))、弟には殴るなどの暴力。

 

 

でも、それは好きでしていたわけでもないし、その時の自分の心って、全く楽しくない。

 

悲しさが常に心を満たしていて、それを紛らわすことばかりをしていた。

 

小学校の時にしていた部活も、本当に好きでやっていたかというと、そうではないような気がする。

 

何かをしないと、自分の存在を認めてもらえない。」

 

そんな気持ちが自分の心の中にずっとあったんだろうなと、今、振り返れば思う。

 

そして、自分の親に対しての違和感。

 

それがずっと上手く表現できずに僕は社会人になった。

 

 

 

 

僕は大学後半で、知人からある女性のことを聞いた。話だけで直接会うことはなかった。

 

 

彼女への第一印象は「怖い」だ。(笑)

 

 

紹介されてから実際に会うまでTwitterでやりとりを1年間ほどしているのだけど、彼女の考え方や価値観は本質を見ていて、僕自身、常に見透かされている感じがしたからだ。

 

 

じゃあ、何で結婚したの、ってなるわけなんだけど、その理由は付き合う前に、僕が彼女に言ったことが全てを表していると思う。

 

 

「親よりも信用できる人です」

 

 

彼女は、どんなことでも正直に相手に伝える。小さな子どもであっても。

真っすぐであり、何の表裏もない。

100でいったら、150で返ってくる。

 そして、どんな相手でも、自分の好き嫌いで判断せず、存在全てを受け容れてくれる。

 

母なる大地、と彼女を表しても大げさでないと思う。

 

それが僕が彼女を信じている理由。

 

僕は彼女と付き合ってからのこの数年間、本当に、いろんなことに気付かされた。

 

大きな気付きの一つが、僕と両親との関係性だ。

特に、母親と僕との関係性。

 

 彼女とその息子たちとの関係とは、真逆だった。

 

(続く)

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