22歳上の彼女と暮らして見えた母の姿③

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彼女の役割


彼女の生い立ちを聞くと、普通の人生でないのは容易にわかる。
それは彼女の経験についても、彼女の考え方についても表れている。


小学生の時に、人生の目標を考えたらしい。


普通だったら

「幸せな家庭をつくりたい」

「お金持ちになりたい」

「スポーツで有名になりたい」

となると思うが、彼女は違った。



「真実の追求」


それが彼女が決めた人生のテーマらしい。

小学生がこれを考えているという時点で、普通っぽくないのは分かる。(笑)



そんな彼女に、僕はすごく興味を持った。

僕が彼女に求めているのは、一般的な男女の恋愛みたいなものではない。


潜在的に求めていた人生の「答え」みたいなものが、彼女のなかにある気がしていた。



前話でも書いたように、彼女に会う老若男女すべての人が

「こんな人にはじめて会った」

と言う。



彼女とその子ども達との関係性も特殊である。


彼女は、僕で3度目の結婚。

1度目の結婚で長男(僕の1歳上)と次男(僕の1歳下)、2度目の結婚で長女(僕の10歳下)を産んでいる。

親が離婚すると、その親子関係も変化するもの(悪い意味で)だと思っていた。

一般的にも、離婚することは子どもに良くないという意見が多いのではないかと思う。

もちろん、別れないにこしたことはないけど、離婚したいのにその本音を子どもに隠して

「子どものため」

という建前を言い続けるほうが、違和感があるのだ。


彼女達の関係は、離婚して別々に住んでいるのに、とても強固であるように見えた。


親が離婚していない「普通」の僕の親子関係とは全く違う。


子ども3人も彼女への信頼は絶大だし、3人ともが

「母さんが幸せならそれでいい」

と言って、僕と彼女の結婚を認めてくれた。

それは、彼女がどんなことでも正直に嘘無く付き合ってきたからこそ、できた関係性なのだと思う。


僕にはそんな親子関係を築ける自信はない。

どんな人でも受け入れる彼女の絶対的な愛情が

「自分で選択し、自分を貫く」

という子どもたちを育てたのだろう。


「誰でもなく、自分自身を生きる」


それを彼女は体現し、今まで数々の奇跡を起こしている。

その奇跡の大きな一つが「長男との奇跡」だった。


(続く)

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22歳上の彼女と暮らして見えた母の姿④

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