プレゼンが超上手い人になる?K先生から学んだたった2つのコツ

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僕は中学生の頃

人前で話すのが得意ではなかった。


間違えて笑われるのが、超怖かった。


先生が授業中に出す問題にも基本的に手を上げず

細い目をさらに細め、腕を胸の前に組んで外を眺める人種だった。


教室の片隅でふて腐れることをカッコイイと思っていた。


典型的な、中二病だ。


外の風景を眺めて大人しくしているだけならまだ可愛げあるのだが

なんだかんだ言って中学生だから、超お歳頃。


長い間じっとしていられなかった。


外の風景に飽きた後は授業を妨害。


すまし顔+授業妨害


もはやテロだった。


真面目に授業を受けている子にとっては

邪魔以外の何者でもなかっただろう。


よくみんな友達でいてくれたな、と思うのだが

おふざけは僕なりの照れ隠しであり

真面目な話をするのは、すごくカッコ悪いと思っていた。


小難しい話を大真面目に話す今の僕を

当時の僕が見たらどんな反応をするのだろうか?

なんて考えに耽ることもあるが

そんなカッコつけまくりだった僕の口から飛び出す話は

基本的に支離滅裂だった。


話があっちこっちに飛び火し

相手に自分の意見を伝えようとしても通じないことばかり。


口から出る言葉はどれもぐちゃぐちゃ。


論理力やそれを構築する思考力共に壊滅的な

とても残念な中学生だった。


そんな僕の支離滅裂な論理能力やプレゼン力は

中2の時のクラスアクティビティと

担任のK先生が行った“あること”によって激変した。


どんな子供であっても

このアクティビティとちょっとした“あること”を行うことで

論理的思考力が向上したり

プレゼン力が爆発的に高まったり

作文が急に上手になったりと

言語能力全般のスキルを飛躍させることができる。



1. 僕のプレゼン力を飛躍させた、3分間スピーチ


僕のクラスには放課後のホームルームで

グループ4人毎に行う3分間スピーチがあった。


自分の好きなことについて

3分間何を話しても良い。


仮にトピックが思いつかなくても

その日にあった面白いことや学んだことを話せば良いので

すごく取り組みやすいものだった。


普段は中々口を開かない友人が

アニメの妹キャラの素晴らしさについて熱弁した時は

さすがに空いた口が塞がらなかったが

基本的に内容がかぶることはなかったし

ただのお喋りに近いスピーチだったので

とても楽しいものだった。


当時は面白いなと感じるだけだったが

今振り返ると

思考力や論理力を鍛えるには

とても効率の良いアクティビティだったと思う。



人が言葉を発する時というのは

説明する「モノ」がなければ話せない。


そしてその「モノ」というのは

とてもざっくりしていて、ふわふわした曖昧なものだ。


例えば、「昨日の出来事」を思い浮かべてほしい。


言葉よりも先にざっくりとした「昨日」のイメージが

ぼんやりと頭に浮かんでくるはずだ。


僕らはその概念じみたものを

言語を使うことで表現している。


つまり

何かを話すためには

話すための情報や知識、経験等のデータが必要で

それを説明する語彙力や表現等の言語化能力が重要になってくるわけだ。


そして人にわかりやすく伝えるためには論理能力も重要で

それは言語化能力の中に含まれる。


図にすると、こんな感じ。




3分間スピーチというのは

この全てを満たすとても良い練習になる。


話すための情報や知識、経験を頭の中でしっかりと思い浮かべ

それを自分の言葉で説明する。

その上で、どうすれば相手に伝わるのかを考えることで

論理的思考も鍛えることができる。


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